金塊強奪犯「野口兄弟」 愛知県警が引きずる20年前の因縁
福岡7・5億円金塊強奪事件を主導したとされる「野口兄弟」は、名古屋では知られた半グレ集団のリーダー格で、地元の暴力団とも付き合いがあったという。そして、事件を捜査している愛知県警にとっては「因縁の相手」だった。
事件を整理しておこう。犯行グループは、昨年7月に警察官を装って金塊を盗んだ「実行犯」と、その後、東京で金塊を売却した「換金犯」の2つに分かれる。
「実行犯の中心は野口直樹容疑者(43=窃盗容疑で指名手配)と弟・和樹容疑者(42=同逮捕)の2人とされ、名古屋の半グレ仲間などを従えて犯行に及んだ」(捜査事情通)
その野口兄弟から換金を頼まれたのが、日刊ゲンダイが報じた通り、小松崎太郎容疑者(40=盗品等処分あっせん容疑で逮捕)で、東京・上野にある永原憲一容疑者(70=同逮捕)の貴金属店に4・3億円相当の金塊を持ち込んだ――ざっとこんな感じだ。