番号そのまま・メアドそのままで格安SIMを契約する方法を紹介!
話題の 格安SIM に乗り換えることで、月々のケータイ料金を大幅に節約できますが、今まで使ってきた「電話番号」や「メールアドレス」が使えなくなるのが最大の欠点です。最近は MNP(ナンバーポータビリティ) に対応したものも多く、「電話番号」はそのまま使用できるようになってきましたが、メールアドレスは MNP では引き継ぐことができず、Gmail などに移行するしかありません。しかし、今回紹介する方法なら、@docomo.ne.jp のメールアドレスを強引に 格安スマホ/格安SIM でも使えるようになります。
おおまかな流れは以下のとおり。
- ドコモで1回線新規契約
- 元の回線のメールアドレスを2回変更
- 新規契約した回線のメールアドレスを元のアドレスに変更
- ドコモメールをマルチデバイスで利用できるように設定する
- 元の契約回線を音声通話つき格安SIMにMNP
これで、月々 格安SIMの料金+約1,000円 で運用できます。
メアド維持のために月に約1,000円余計にかかりますが、ドコモでデータ通信定額プランに入るよりはるかに安上がりです。
STEP1 ドコモで1回線新規契約する
Xiスマホを使っている人とFOMAスマホを使っている人では手順が異なるので注意しましょう。
■ Xiスマホを使っている人 → Xiプランで新規契約
ここで契約する回線は、メアド維持のための回線です。
メールの設定後はFOMAプランに変更し寝かせるため、月額料金の最も安いプランで契約します。
ISPは必ず「spモード」を契約しましょう。
ISPは必ず「spモード」を契約しましょう。
■ FOMAスマホを使っている人 → FOMAプランで新規契約
ここで契約する回線は、メアド維持のために寝かせる回線です。
メールの設定後は使用しないので、月額料金の最も安い
「FOMAタイプ・シンプル バリュー」
「パケ・ホーダイ シンプル」
この組み合わせを ファミ割MAX50(または、ひとりでも割50) 適用で契約します。
コチラの記事 を応用すれば、端末の購入なしでバリュープランの契約ができます。
通常 Xi から FOMA のバリュープランへの変更は機種変更時にしかできません。しかし、この方法なら・・・
もしくは「キッズケータイ」を一括0円で契約するのもアリかも。
ISPは必ず「spモード」を契約しましょう。
STEP2 元の回線のメールアドレスを2回変更
(以下、新規契約した回線を「B回線」、元の回線(残したい電話番号の回線)を「A回線」としておきます)A回線のメールアドレス(今後も使いたいアドレス)を適当なアドレスに1回変更します。
メールアドレス変更(docomoホームページ)
https://www.nttdocomo.co.jp/info/spam_mail/measure/change_add/
手続きが終わったら、確認のため新しいメアド宛てにパソコンなどからメールを送ってみます。
ちゃんと受信できるようなら、もう一度適当なアドレスに変更します。
ドコモのメールアドレスは、現在使用中のものはもちろん、変更前のアドレスも一定期間保護されて他の回線で使用できなくなっています。ただし、保護されるのは1つ前に変更したアドレスだけなので、2回変更してしまえば最初のアドレスの保護は解除できるのです。この方法でのメアド変更は、au 、softbank ではできません。できるのは“ ドコモダケ ”。
STEP3 B回線のメールアドレスをA回線の最初のアドレスに変更
事前にB回線の「ドコモID」を取得しておきましょう。
ドコモメールをパソコンや他のメールアプリで使えるようにします。
設定方法は下記を参考に
ドコモメールを他のメールソフトから使う方法
https://www.nttdocomo.co.jp/service/docomo_cloud/docomo_mail/other/index.html
ちなみに私はドコモ純正の CommuniCase (旧バージョン) というアプリを使っています。アカウントの切り替えがTAB式の珍しいメールアプリです。
ドコモメールを他のメールソフトから使う方法
https://www.nttdocomo.co.jp/service/docomo_cloud/docomo_mail/other/index.html
ちなみに私はドコモ純正の CommuniCase (旧バージョン) というアプリを使っています。アカウントの切り替えがTAB式の珍しいメールアプリです。
STEP5 A回線を音声通話付き格安SIMへMNP
間違ってB回線をMNPしないように注意。
音声通話可能な格安SIMプランはいろいろあるので、自分のスタイルに合ったサービスを選びましょう。
たとえば・・・
■ IIJmio 音声通話機能付きSIM(みおふぉん)
格安SIMの老舗的存在。ファミリーシェアプランなら月10GBを3回線で分け合えます。余ったデータ量は翌月繰り越しもOKです。音声通話に家族割引があるのが魅力。
>> IIJmio 音声通話機能付きSIM「みおふぉん」 1,600円~
■ OCN モバイル ONE 音声対応SIM
人気 No.1!データ通信をあまりしない人は、1日110MBというデータプランがオススメです。データ容量を5回線で分け合えます。>> 月額972円(税込)からのLTE「OCN モバイル ONE」【NTTコミュニケーションズ】
■ U-mobile 通話プラス
データ通信をしまくる人にはコレがオススメ。データ容量無制限プランに音声通話が付けられます。
>>
STEP6 B回線を最安プランへ契約変更
※ STEP1. で FOMA で新規契約した人は変更不要です
B回線を月額料金の最も安い、
B回線を月額料金の最も安い、
「FOMAタイプ・シンプル バリュー」
「パケ・ホーダイ シンプル」
「パケ・ホーダイ シンプル」
を ファミ割MAX50(または、ひとりでも割50) 適用で契約変更します。
ISPは必ず「spモード」を契約しましょう。
まとめ
今回は、格安SIMの弱点である「電話番号」と「キャリアメール」の引き継ぎを克服する“力技”を紹介しました。格安SIMだけで運用するより1,000円ほど月額料金が上がりますが、キャリアのメールアドレスを捨てたくない人は試してみてはいかがでしょうか。ちなみに私は、ドコモのSIM(B回線)は寝かせずガラケーに差して、メールと家族間通話専用にしています。spモード に加えてガラケー用に iモード も契約しておけば @docomo.ne.jp のメアドが2つ持てますね。しかも料金も「ISPセット割」で変わりません。うれしいことに「パケ・ホーダイ シンプル」はメール使い放題。iモードメールの送受信にはパケット通信料がかかりません。これで月プラス1,000円の元はとれたかな?
はじめまして!
返信削除まさに私がしたかったことが記事になっていたので感動しながら熟読させていただきました。
主様のアイディアに脱帽です。
一点、よろしければ教えてください。
STEP6は、『A回線』なのですか?
主様の記事の流れだと『B回線』かな、と思ったのですが。。。理解力がなくて申し訳ありません。ご指導よろしくお願いいたします。
西村さま
削除コメントありがとうございます。
ご指摘のとおり、STEP6は「B回線」です。
こちらの不手際で混乱させてしまい申し訳ございませんでした。
当該の部分を修正いたしました。
恥ずかしながら、今まで全く気付きませんでした…。
改めて感謝いたします!
コメントをいただき、とても励みになりました。
これからもよろしくお願いいたします。
いえいえ、とんでもありません。
削除これで安心して、同じ手段を使って、
「電話番号」と「キャリアメールアドレス」を引き継いでMVNOへ行こうと思います。
主様のアイディアにはいつも感激しています!
これからも記事楽しみにしています^^