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警察官クビになってからブログ

ダークファンタジーブログだよ

【無職の沖縄放浪記】沖縄で芽生える恋の話

 

無職の私が沖縄への移住を決め、

沖縄を放浪する事・・・約一月あまり・・・・

 

やっと物件を見つける事が出来ました~

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イエイイエイパフパフ

 

しかし・・・

先日沖縄移住の事をブログに書いた所・・・・・

「沖縄の事を知らないのに沖縄に来るな!」

というような厳しいご指摘を頂いたので・・・・・

 

これはなんとかしなければ・・・と

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沖縄で知り合った、

沖縄生まれ沖縄育ちの生粋の沖縄県民の方に

沖縄の話を伺う事にいたしました。

 

20歳前後の若い方だったのですが、

割りとすぐに仲良くなり、

そのまま車で沖縄を案内して下さいました。

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そんな放浪の旅の途中、

オシャレなレストランを発見!

 

そこで沖縄の雑誌を広げて

沖縄の風習の話等を聞いていると・・・・・

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カランカランとドアの開く音と共に、

店にラフな格好をした中年男性が入ってきました。

首には大きなカメラをブラ下げている。

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大きな声でガハハッと笑いながら

何やら店員さんと話しているが、

どうやら県外から来た記者の人らしい。

 

さすが沖縄、そういう取材も多いのだろう。

 

その中年男性の記者は

若い可愛らしい女性の店員さんを呼ぶと、

引き止めて長々と世間話を始めた。

 

店員さんが仕事に戻ろうとしても、

それを「まぁいいじゃないか!」と引き止める。

 

話の内容はどう見ても聞いても

取材ではなくただのナンパだ。

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確かに沖縄の女性は魅力的な方が多いとは思う。

 

そして都会から沖縄へ渡り、

「純朴で美しい女性と恋に落ちる」

そんな幻想を抱いてしまう気持ちはわかる・・・が、

これはいただけない。

 

すぐ側で、そんな強引なナンパをされると

関係の無い私達の会話まで気まずくなってしまう。

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実に話しづらい。

 

横目で見ると、

あろうことか中年男性は

女性店員のカラダに手を触れていた。

 

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ここはそういう店では無い。

 

客だとか取材だからといって何をしても良いワケでは無い。

若い女性店員も立場上強くも言えないのだろう。

 

そこで

睨みつけたワケではありませんが、

「もうその辺にしましょう」という目線をチラッと送る。

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その目線に気づいた中年男性は、

帰るわけでも、

ナンパをやめるワケでもなく、

「奥で話そうよ!」と女性店員を引き連れて

店の奥の席に移動したのです。

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ああ・・かわいそうに・・・・。

 

店の奥からは

中年男性と女性店員の話し声が聞こえてきます。

 

仕方がないので、

私は沖縄の方と沖縄の風習についての話を再開しました。

 

30分ほどすると、中年男性がレジで会計を始めた。

そして女性店員に笑顔を振りまきながら店を後にする。

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(おっやっと帰るのか)

そう思ってホッとすると、

 

数分後、なぜか中年男性が店に戻ってきて

「写真とらせてよぉ~」

と女性店員の返事も待たずに写真をパシャパシャと撮り始めた。

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「さぁもっと笑って!もっと!」

と恥ずかしげもなく言う中年男性を思わず凝視してしまう。

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そしてパシャパシャと写真を撮り終わると。

中年男性は満面の笑みで改めて店を後にした。

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(・・・?)

 

しかし数分後・・・・また中年男性が戻ってきた。

今度は何か「お土産?」を女性店員に手渡している。

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そして長々と談笑すると、

中年男性はまた店を後にした。

 

・・・・・そしてもちろんこの数分後、

男性はまた店に戻ってきた。

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「あれ~おかしいなぁ~」

大きな独り言をつぶやきながら・・・・

 

そして先程まで座っていた席のあたりを

キョロキョロと見渡している。

 

今度は、

「忘れ物が無いか確認しに来た」という設定なのだろう。

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そこにはモチロン荷物どころか塵一つ落ちてはいない。

中年男性は何かを探すフリをしながら、

女性店員の方をチラチラと見ている。

 

「何かお探しですか?」

女性店員が声をかけてくれる事を期待しているのだろう。

 

しかし・・・・

女性店員は中年男性が店に戻って来た瞬間、

カウンターの奥へと消えていってしまった。

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男性がいくら

「あれ~あれ~?」と声をあげても、

女性店員は出てこない。

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寂しそうにカウンターを見つめる中年男性・・・・

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一人の中年男性のが、

今ここに幕を閉じたのです。

 

その後・・何かを悟ったかのように彼は店を後にしました。

 

中年男性が店を去ると、

女性店員達が無言で顔を見合わせたのを見て、

彼女たちの気持ちを察しました。

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お気の毒に。

申し訳ない気持ちになってくる。

 

しかし我々に出来るのは、

出来る限りこの店の売上に貢献する事だけである。

ささやかながら、追加でケーキと紅茶を注文する。

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汚いモノを見ると

「メシがまずくなる」という表現がありますが、

私の場合は、この時食べたケーキの味が思い出せません。

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せっかくの素敵な店の雰囲気

私達の楽しい談笑ブチ壊しです。

 

しかしこういう時、

私が死体跡の清掃の仕事をしていた時に、

上司に言われた言葉を思い出して自分に言い聞かせるのです。

 

「反面教師も必要だぞ?」と

 

これは、あまりにミスばかりする中年社員に対して

イライラしている私に気づいたマネージャーが、

私をそっと諭すために言ってくれた言葉です。

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そうです、

あのクソジジイも良き反面教師、

エロナンパ先生なのです。

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我々は彼から多くの事を学ばなくてはいけない。

 

しかしそうは言っても、

 

もしここが沖縄県民の言う所の「内地」だったら、

エロナンパ先生は「釜茹での刑」に処されていた事だろう。

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内地の「掟」は厳しいのだ。

 

だがここは平和を愛する沖縄、

そんな野蛮な事はしない。

 

私はただ・・・・

あの中年男性はまた別の店でナンパをするのではないか?

そこでまた周囲の人を不快にしないだろうか?

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それだけが心配だ。

コレ以上の罪を重ねないで欲しい。

 

沖縄を一ヶ月放浪する中で、

旅行者が浮かれて騒ぎ立てる様子をよく目にしました。

しつこいナンパもあるようです。

 

 彼等は良い反面教師。

 

その様子を見て学び、

我々旅行者は襟を正さなければいけませんね・・・・。

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