遺産相続なんてお金持ちの家庭の世界で、我が家には無縁だと思っていました。
特別仲が悪い兄弟でもないし、話し合えば済むことだろうと。先の事って分からないものですね。そしてこういう事は誰にでも起こりうるかもしれないと思いました。
両親の生活レベルが落ちてから状況が変化
遺産相続の話を進めるのは夫側です。(私の両親は他界しています)
嫁の私が口を出すとややこしいことになるので、夫の支え程度にしていますが、家計にも響くので動揺します。他人事でもないですからけっこう思う事があるのです。
夫の実家は今、空き家です。
両親は2人で戸建てに住んでいましたが、昨年義父が他界し、義母は現在パーキンソン病で施設に入所中。会話出来る状態の時間が少ないです。
実家を売却しようにも名義は他界した義父のままだし、それをどう分配するのか、そして・・・義父の遺産や義母への分配も関わってきます。
兄弟で意見が食い違い、今、弁護士を間に入れて話し合いをしようとしているのです。
それぞれの言い分があって、私から見たらどちらが正しいとは言えない内容なんですよね。あんなに優しかったお兄さんと、弁護士を通さないと話せない状態になるなんて。遺産相続は金額の大小が関係ないものなんですね。法廷通りに事が運ばないと、弁護士のチカラを借りて~という選択も起こりうるのです。
大人世代とは、人生の旅立ちを支度する世代かもしれない
自分の年齢が上がってくると、自然と馴染みの人や景色も変わるものですね。
当然な事なんだけれど。分かっている事なんだけど。
色々な人やモノを見送ったりすると、これまでの深い感謝の気持ちや後悔や温かさや・・・色々な感情がまざってくる。悲しみのショックだけが永遠と続くのではなく、深くてあったかいものに変わるんですね。
悲しみの度合いにもよるでしょうけど、これまでの年輪によるものも大きいなぁと感じます。
そこで最近は、自分が旅立つときには、抱える程度の荷物で、色々な手続きも済ませ、残された人に迷惑のかからないようにしたいと思うようになってきました。
これは暗いイメージではないんですよ。
これまで、本ブログ「おとなんつづり」では、大人世代が前向きになれるよう、穏やかでのんびりした暮らしが出来るよう、ほんわかした世界を意識して書いてきました。
そんな優しい世界が大好きです。
だけど中高年って案外変化もあるし、色々おこるのが現実ですね。
だからといって、特別落ち込んだり悩んだりしているわけでは無くて、なるようになるさ~と楽観的にしていますが、せっかくの経験なので書けたらいいなと思っているのです。
それをどう書こうか。真面目すぎる文章は疲れてしまうし。
今ちょっと考えているところです。