世界最長翼の航空機公開 117メートル、宇宙ロケット載せ空中で発射
更新 sty1706020005米宇宙ベンチャー、ストラトローンチ・システムズは1日までに、左右に広がる翼が385フィート(約117メートル)で世界最長という航空機の機体を初公開した。機体に宇宙ロケットを載せて飛び、空中で発射する構想で、2019年の実現を目指している。
大型旅客機ボーイング747に使われるエンジン6基を備えた双胴機で、車輪数は28個。航空機名は「ストラトローンチ」。機首から後ろまでの全長は238フィートで、旧ソ連が開発した超大型輸送機アントノフ「An-225」の約275フィートに及ばなかった。
ストラトローンチ・システムズは11年、米マイクロソフトの共同創業者で資産家のポール・アレン氏が創業した。アレン氏は15年、太平洋戦争で撃沈された戦艦武蔵の船体を潜水調査で発見したと発表し、話題になった。(共同)