見た目に左右されない真実の愛って…ええよな…(しみじみ)
どうも、愛に飢えてるたっつん(@Tatsu_2015)です。
はー、愛されてぇ~~~真実の愛が欲しぇ~~~
今回は映画『美女と野獣』字幕版見てきました。
あのね~、最初にサクッと言っとくと
めっちゃよかった
「実写化ーーーwww」とか馬鹿にしてごめん。笑
というのも、アニメ版の大ファンなので「実写化とか絶対失敗するでしょ」って思ってたんやけど、ビジュアルの圧倒的再現力と画面を彩るきらびやかな装飾、そして新たなストーリーを追加したことでよりグレードアップされた物語になってたんよね。
アニメ版のファンはもちろん、美女と野獣初めて見るって人でも楽しめる作品に仕上がってました!さすがディズニーさんやでぇ~~~
実写版になってもいいものはいい!!!
ということで、感想書いていきまーす。
映画『美女と野獣』あらすじ
www.youtube.comひとりの美しい王子が、呪いによって醜い野獣の姿に変えられてしまう。魔女が残した一輪のバラの花びらがすべて散る前に、誰かを心から愛し、愛されることができなければ、永遠に人間には戻れない。呪われた城の中で、希望を失いかけていた野獣と城の住人たちの孤独な日々に変化をもたらしたのは、美しい村の娘ベル。聡明で進歩的な考えを持つ彼女は、閉鎖的な村人たちになじめず、傷つくこともあった。それでも、“人と違う”ことを受け入れ、かけがえのない自分を信じるベルと、“人と違う”外見に縛られ、本当の自分の価値を見出せずにいる野獣──その出会いは、はたして奇跡を生むのだろうか…?
作品情報|美女と野獣|ディズニー公式
野獣の姿になる呪いをかけられてしまった美しい王子、そして狭い世界から飛び出して自由を求め自分を認めてくれる誰かを探していたベル。次第に惹かれ合う2人。美女と野獣の間に真実の愛は生まれるのか…!? ド定番ラブストーリー!
では、以下感想・ネタバレしていきます。
映画『美女と野獣』感想
出典:美女と野獣|映画|ディズニー公式
実写化作品って映画館で見ないけど、ディズニー作品で一番好きな『美女と野獣』の実写化って言われたら…
そりゃ見に行くしかないっしょ~~!!!ってことで行ってきたんだけど
いや、普通に感動してもーたわ
というのもね、実写化でありがちな大人の事情とかで設定がガラッと変えられてしまうというファンへの冒涜もなく、更にアニメ版を補完するように感情移入できるストーリーが追加されていたので、アニメ版と比較しても劣化することなく楽しめる作品に仕上がっていたんじゃないかなーって思いました。
では、キャストからストーリまでちょこっと触れてみたいと思います。
100点満点のビジュアル!キャスト陣が素晴らしい
まずキャスト陣なんだけど
ベル役のエマワトソンキレイすぎかよ!!!
エマワトソンといえば、ハリーポッターシリーズでハーマイオニーを演じていた女優さんですが、少女役を演じてたエマがいつのまにかこんなキレイなお姉さんになってたとは!エマが歌い踊るシーンは「これ本当に実写?CGかなんかじゃないの?」って思いながら見てました。笑
実写化が失敗する要因に「原作のビジュアルを再現した結果、見栄えがチープに見えてしまう」ってのがあると思うんだけど、エマのベルは100点満点、てかアニメ版のベルよりキレイなんですけどーーー!っていう(笑)どこの角度から見ても顔アップのシーンもとにかく美しい。2次元に勝る3次元の美しさってすっげーぞ!
それから、ビースト役はダン・スティーブンという俳優さんが演じているんですが、ほぼモーションキャプチャーでの出演でしたね。
実写 美女と野獣メイキング。
— Disney aroundディズニー情報 (@disney_around) 2017年5月27日
この映画における一番の功労者はビースト役のダン・スティーブンスだと思うんです。
モーションキャプチャーが普及したことによって無限の可能性が広がったよなあ。もう大概の作品は実写化出来そうですね。
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この映像見たら滑稽に見えちゃうけど(笑)最新テクノロジーで再現された野獣の姿はとてもリアルで動きも全く違和感なかった!
後は、ベルに求愛する嫌味な男、ガストン役もめちゃくちゃはまり役だったなー(笑)
出典:「美女と野獣」♪ガストン - YouTube
まるでアニメの世界から飛び出してきたようなビジュアルの再現力よ…!物語を左右するキーパーソンでもあるので、主人公二人と同じく忠実に再現されていてとてもよかった。
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ガストンってナルシストで嫌なやつだけど、どっか憎めない不思議なキャラだよねー(笑)
実写版とアニメ版の比較
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後はストーリーですが、アニメとは違う展開、新たに追加された展開がいくつかありました。
気になったのは
- ベルの父親モーリスが野獣に捕らえられてしまう理由
- 母親のエピソードに触れる魔法の本の下り
- 王子の母親エピソード
- アガットという女性の存在
- 最後のバラが散ってしまう時のルミエール達の姿
あたりかな。
まず、モーリスが野獣に捕らえられてしまう理由ですが、
アニメ版:城へ不法侵入したことが原因
実写:城の庭にあった薔薇を無断で盗んでしまったから
となっています。
アニメ版と違ったので一瞬「あれ?ストーリー違う!」っと思ったんやけど、実は薔薇を盗んで…という展開は、18世紀のフランスで出版された原作本に沿って描かれているそうな。アニメ版よりも原作に忠実に再現されているところもよき!ただ、アニメ版に比べて野獣の恐ろしさがやや半減して見えちゃった気がしたなあ。そりゃ人んちの薔薇勝手に摘んだら、怒られるでしょーよ(笑)野獣のほうが常識人。笑
あと、母親のエピソードを知ることになる魔法の本の下りとアガットの存在は正直、いらんかったんちゃうかな?って思った。
野獣が突然魔法の本を取り出して、「願えばどこでも好きなところに行くことができる」つって、ベルと二人で過去に行って、そこでベルの母親のことについて知るんだけど
魔法の本で過去に行けるとか、いやいやハリーポッターかよ!!!笑
その後、ベルとモーリスの絆を描くためにあの展開が必要だったんだろうけど、そもそも二人は最初から不仲だったわけでもないし、改めてそこを深堀する必要あったかなー? って。
今作は、キャラクター同士が親密になる理由を深堀りして描いてるなーって印象を受けたんだけど(野獣になる前の王子の母親の描写→ベルと共通点を描くことでお互いが惹かれあった理由を強調して描いた)それが人によっては蛇足に感じたり、丁寧に描かれてていい!って感じたり感想がわかれたみたいです。私は完全に蛇足だと思ってしまった(笑)
後は、物乞い中年女性に扮した魔女アガットの存在。アニメ版では冒頭にステンドグラス姿で登場するだけですが、今作では街中に紛れ込んでいたり、縄で縛られたモーリスを助けたりとがっつり登場してきました。
モーリスを助け出したところでは、まだ正体に気づいていなかったので「誰、この人?めっちゃしゃしゃりでてくるやん!」と不満だった(笑)魔女なら
後々の展開に関わってくるし、まー仕方ないかー。
ラストは、薔薇が散ってしまうときのアンティークたち(召使いたち)の演出なんだけど
このシーンはめっちゃよかった~~~(涙)
アニメ版では、最後の薔薇が散り、悲しむベルと野獣。その二人の姿をルミエールたちが残念そうに見つめるって演出だったんだけど、実写版では動いていたアンティーク達が徐々に命を失って元の家具に戻ってしまう…というなんとも儚い演出になっていて…
フルフルの姿で涙腺崩壊…!
ここの演出はかなりグッときて、とてもよかった!!!
字幕と吹き替えどっちがいいのか?
私は字幕版のみ見たんですが、美女と野獣は歌うシーンがたくさんあるので、臨場感を味わうならやっぱり字幕版がおすすめだと思います。エマワトソン歌うまいし、ガストン美声だし。
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吹き替えだとやっぱりテンポが気になるというか、ややもったりした印象かなあ…。
悪いところ
魔法が解けた野獣がイケメンじゃない!!!
その髪型イヤ~~~(笑)江口洋介スタイル~~~。笑
魔法が解けた後の姿に期待していただけに、ちょっとがっかりしましたw
後は、ベルに対してガストンが放つ言葉
「独身で年老いた女の末路を知っているのか?」
が、不快感MAXだった…。近くで物乞いしていたアガットを見ながら言うんだけど、アラサー世代には刺さる刺さる…。
あと、アニメでは感じなかったんだけど、実写ではベルが明らかに異質なものとして描かれていたのもちょっと気になったねー。ベルがちいさい女の子に本を読んであげるシーンがあるんだけど、近くにいた村民が「何してるんだ!」「女が本なんて読んだってムダなんだよ!」って言うのよ。
その後、こんな狭い世界から抜け出して自由を手に入れたい~って歌う流れにするための布石なんだろうけどさ。そんな極端に描く必要はあったんだろうか。洗濯物ばっしゃーんってひっくり返されたり、ベルとことん嫌われとるやん!ってな感じでした。
期待してなのになくて残念だったシーン
後は、期待してたけどなくてがっかりしたシーンがいくつか。
めちゃくちゃマニアックなんだけど
朝の風景のところで、本を読みながら歩いているベルが、看板を使って水をバシャッ!って避けるシーン。ここめっちゃ好きだから、なくて残念だった。笑
広場で羊に本をむしゃむしゃ食べられるシーン。
村人対召使いたちの戦いで、羽ぼうきのプリュメットが羽をむしられるところ。アニメ版ではただのほうきだったのに、今作では空を飛ぶ鳥キャラとして描かれていました。
後は、酒場でガストンが卵パクパク食べるシーン(笑)卵丸飲みはさすがに実写では厳しいか(笑)
と、こんな感じの感想でした!書き出したら、もっといろんなところ出てきそうなんだけど、これぐらいにしておこう。
『美女と野獣』のストーリーがほんとにいいので、実写化してもよき!!美しい愛!!!って感じで楽しく見れました。
まとめ
と、ボリュームたっぷりな感想になってしまいましたが、最初にも書いた通り、実写化にしてはとてもよく成功例だと思います。アニメ版ファンでも楽しめる展開になっていました。全体的に映像が華やかで有名なダンスシーンもとにかくゴージャスだったし、その他の歌唱シーンも映画館ならではの臨場感と迫力満載で味わえて、アニメ版にはなかった展開も楽しめたしとてもいい作品だったと思います。
あと、映画館では感動して泣いてる方がちらほらいたなあ。(私もちょっと泣いた)
私は友達と見に行ったけど、カップルで見たら絶対ハッピーになれるやつ~~~!
アニメ版『美女と野獣』もめちゃくちゃいいので、見たことない人はこの機会にぜひ見てね!