CCさくら。別名人生ブレイカーと呼ばれている作品だ。すべての元凶とも言う。
今、本作を知らない人がこの作品名をぐぐって画像を見て、ネットにあふれた反応を収集すると多分「日常系萌えアニメなのだろう」と思うだろう。
そして大きなお友達(つまり男)から支持された作品だと認識することができる。
そもそも実際はちょっと変な日常というか、だいぶ変な日常、つまり非日常系ではないだろうか。
(始まりがあれば終わりがあったストーリー構成を日常系と呼んでいいのか定義がよく分からないのだが)
日常系萌えアニメの先駆け、と言われても、CCさくらの前枠でやっていた「あずきちゃん」が完璧に日常系萌えアニメすぎてしっくりこなかったりもする。
しかし最近行われたNHKのアニメランキングで、女性票の方が男性票を大幅に上回っていたことが分かった。20代女性が圧倒的だったようだ。
このランキングの精度に関しては疑問もあるが、CCさくらを当時見ていたもの、そして新作を楽しみにしているものとしては「当たり前」だと考える。
今年はじめ、さくら劇場版1のリバイバル上映があった。例としてそのときの増田さんを見つけたので載せてみよう。
http://anond.hatelabo.jp/20170121154606
そもそもこの原作は超有名少女様向け雑誌「なかよし」に連載されていたものだ。皆様おなじみの軍団CLAMP先生が作者である。
CLAMPはこの雑誌でCCさくら前に『魔法騎士レイアース』を連載し、アニメ化、大ヒットをとばしている。
当時のなかよしには有名作品も多く、「りぼん」などと並び少女のバイブルであった。
連載当時のなかよしを見れば、表紙にさくら、付録にさくらで勿論大人気だったことがうかがえる。
実はCCさくらアニメにもその色は濃く出ており、衣装紹介コーナーはオタ向けと言われたが、基本的には子供に話しかけるケロちゃん(どう見てもQBの元ネタである)が司会を担当していた。
アニメ前にお便り紹介をするコーナーがあった。
そこには今でいう絵師みたいな絵はほとんどなく、少女様が一生懸命描かれた絵ハガキで溢れていたりした。
その少女様たちが成長され、元少女様は20代くらい。NHKの調査と合致する。
今でもイベントを開催すれば20代の女性ファンが大半になるし、展開するグッズも元少女様に合わせたグッズ(服や鞄、アクセサリー、コスメ)が他のアニメと比べてもかなり多い。
ネットでは無く、ネットの外に出ればこんな状態であり、この状態がCCさくら新作にまで持ち上げたとみていいだろう。
何故ネットとリアルはここまで認識が離れてしまったのであろう。
CCさくら映画1を先日NHKBSで放送した際、アニメ解説として招かれたゲストはネットの意見、「大きなお友達に支持された」ことを言っていた。しかし監督はリアルを知っているため、当時の少女に支持されていたと認識していたようだ。
確かに大きなお友達にも支持されたし、少女にも支持されたのは間違いない。ただ、多分大きなお友達が思う以上に少女に支持されていたのだ。
当時はPCこそあるが、子供が自由にSNS、2ちゃんに接続する時代では無かったし少女たちの反応は見えなかった。
過去に別の番組で、ネット側のオタク代表評論家がCCさくらを大きなお友達のためのアニメのように話していたことがある。
確かにCCさくらが昨今の萌えアニメに与えた影響ははかりしれない。知世風に言えばさくらちゃんは本当に可愛いんですもの。
大きなお友達が自分たちの作品だと思っていた間に、大きくなったお友達の方が数を上回っていた。
つまりだ。批判する気はないのだが、大きなお友達がノイジー・マイノリティであり、サイレント・マジョリティの存在を認識できなかったということだ。
そしてサイレント・マジョリティが発言権を持つようになった今、CCさくらのファン界隈を覗くと、ちょっとした混乱が起きている。
まずCCさくら板。
「さくらちゃんハァアァ」「ロリ最高」という書き込みを気持ち悪がる人が増えており、衝突が見られる。(まともな反応である。)
話題は見受けられるが、大きなお友達と元少女様たちの間にはかなり壁があるように感じる。男性だと思われるアカウントと女性だと思われるアカウントが仲良くさくらを語る光景など滅多に見られないだろう。
CCさくら新編の影響でネットでさくらの話題が増え始めた今、そういった意味でもちょっと目が離せないコンテンツになっている。
新作アニメのスタッフキャストが追加発表されたが、脚本大川七瀬はもちろん、完全に当時のスタッフでNHK様が力を入れて作るようだ。
そしてCCさくらには未だにサイレント・マジョリティが存在する。それは現在の「なかよし」を読んでいる少女たちだ。
実はCCさくら、現在のなかよし人気投票で看板漫画を即抜いて1位を獲得した。オタク必死で投票したのかな、とか思ったがお便りコーナーなどを見ると新たな読者層を開拓しているとみて間違いないだろう。可愛らしいデザインと世界観は、時代を越えて少女の心を掴む何かを持っているのだ。
女性客9割じゃないか 泣きそうだわ こわくて
CCさくら。別名人生ブレイカーと呼ばれている作品だ。すべての元凶とも言う。 今、本作を知らない人がこの作品名をぐぐって画像を見て、ネットにあふれた反応を収集すると多分「日...
CCさくらはドラえもん藤子F的なバランスの日常だろうな この頃ではヒーローものや 魔法少女もの(事件解決ものでも悪の組織との対決もの)でも一話完結のなかで日常描写パートは重要な...
いやその日常系とは全然違うと思うぞ しっかり伏線貼ってストーリーを作ってた 初期以外一話完結では無いので
キャラクターの恋愛相関関係に強い興味を持ってるところはオタクも女子小学生も一緒なんじゃね
何故ネットとリアルはここまで認識が離れてしまったのであろう。 ネット≒リアルなんて思ってるのは引きこもりだけだろ
女性向けであることと萌え豚向けであることは矛盾しない。 ひとつ賢くなったね。
ショタコンの男女逆転バージョンだからな
当時からシャオラン萌えのオタク女子は割といた あと男性向け萌え好きのオタク女子も CLAMPファンもいるだろうし 男の萌え豚は忘れ去って、そういうのだけが残ったって事かな
男の萌え豚は、2次元の世界でも若い(新しい)作品の嫁が好きってことなんだろうか。。。
萌え豚がノイジーマイノリティなのかもしれない
コミケでも女性向けだと同じジャンルで10年選手なんてのもそこそこいるのに対し 男性向けは夏と冬でジャンルが違うのがごく当たり前だからなあ