FAXって何よって記事。
FAXの何がダメかって、画像の解像度がもう壊滅的にダメなのと画像が白黒なのと送った後に履歴が残らないのと受信したらFAXの複合機の所まで取りに行かなきゃだし重要な書類に限ってスパムFAXと一緒に裏紙メモ用の山に置かれたりするから嫌だ。
正直、昭和天皇の即位の礼を伝える為に使った技術を未だに使っている事が驚きである。
即位の礼を行ったのは昭和3年、1928年。
主な出来事と言えば、張作霖が爆殺されたりラジオ体操が放送を開始したり、ミッキーが初めて映画デビューして蒸気船を口笛吹きながら操舵していた時だ。
もう、昔も昔。歴史上の出来事である。
(じゃあ、他の技術はどーなのよって話はこの際おいて置く)
--目次--
画像のやり取りが不便すぎ
FAXの強味は字だけじゃなくて”絵”も送れる所だと思う。
今までは電話でやり取りしてて、言葉でのやりとりだったけど、絵が送れるのは画期的だ。
ただ、それも約90年前(!)の話。
今はメールがあるのでわざわざFAXを使う意味が薄い、って言うか無い。
大体からして、インターネット全盛期の今の時代に画像がカラーで送れない手段を用いる事が理解出来ない。
ふと気になってカラーで遅れるFAXって存在するのか? と調べてみたらあるにはある。
あるにはあるんだけど、送る側だけじゃダメで、受信する側も当然カラーFAXじゃないとダメ。
そしてカラーFAXの普及率はお察しの通りである。
(使った人、何人いるんだろうか……)
仕事上、文字情報だけではやりとりが難しいので、印刷内容やイラストなど、画像を頻繁に客先とやり取りする。
その時に画像が潰れて真っ黒けでは話にならない。
「もうちょっと、ここの赤色がね……」とか言われても困る。
(綺麗なお姉さんの画像もFAXで送ると……)
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(※画像はフォトショで加工したイメージ。でも大体こんな感じ)
こんなのが送られて来てもわかりません……。おばけかな?
今の時代に機械から紙が出てきても困る
仕事上、メールを使う頻度は非常に多い。
1日電話をしない事はあっても、メールをしない日は無い。
メールの便利な所は送った方も送られた方も同じ文面が残るで、やり取りの履歴が残る事だ。
他にも小さいデータなら添付で送れて便利とか、やり取りが増えると「Re:Re:Re:Re:Re:……」ってなったりして鬱陶しいとか色々あるけど、個人的には”お互いに履歴が残る”のが1番のメリットだと思う。
ただ、FAXだと送ったら送りっぱなし。
事前に電話を貰って「○○時に送るよ!」って言われれば、FAXの前で待機していられるけど、特に連絡も無く送られると、結構な確立で裏紙メモ用の紙の山に送られるハメになる。
スパムメールならぬ”スパムFAX”の方が多いので余計に拍車を掛ける格好になる。
(あの契約書のFAXはどこだ!?)
ただでさえ忙しい仕事の現場。
何かと行き違い、連絡ミスなども発生しがちだ。
客先から「FAX送ったんだけど、まだ見てないの!?」と叱られ、散々探しても見つからなかった事がある。
恐々電話したら「あー、ごめんごめん。頼んだ人が送り忘れてて。これから送るねー」とか、1年に数回あった。
あと、たまに間違えて電話番号にFAXを掛けてくる人が居て、受話器を上げたら「ピーーッ」って鳴るのも、中々腹立たしい。
FAX、もう勘弁してください……
他に手段が無ければFAXを使うのも頷ける。
画像が潰れようが、FAXの前でいくら待っても送られて来なくても、送ったの送ってないのでお客さんと喧嘩しても仕方ない。
ただ、他に”メール”と言う便利な手段があるのにそれを放棄してFAXに頼るのは勘弁してください。
携帯電話の普及率が100%を超えている現代。
”FAXでなければならない明確な理由”が無ければ、是非便利なメールの使用を強く推奨したい。
1度、客先に送ったメールの返事が来ない事があった。
初めてやりとりする担当の方だったけど、待てど暮せど返事が来なくて「こねーなー」と思ってたらスパムFAXの山に埋もれて、裏紙メモ用の箱に入ってた。
(またそこか……)
FAX、もう良いんじゃないでしょうか……。
それでは、また。
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