安倍首相 「テロ等準備罪」新設法案 今国会成立を

安倍首相 「テロ等準備罪」新設法案 今国会成立を
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安倍総理大臣は1日夜、ニッポン放送の番組収録で、「共謀罪」の構成要件を改めて「テロ等準備罪」を新設する法案について、「普通に生活をしている方々が対象になることはないことは明らかだ」と強調し、今の国会での成立を目指す考えを重ねて示しました。
この中で安倍総理大臣は、「共謀罪」の構成要件を改めて「テロ等準備罪」を新設する法案について、「衆議院で可決し、いま参議院で議論している。野党は『必要ない』と言っているが、それは間違いで、国民の命を守るために絶対に必要な法案だ」と述べました。

そのうえで安倍総理大臣は「対象となるのは組織的な犯罪集団、暴力団、テロリスト、麻薬密売組織とかに限られているので、普通に生活をしている方々が対象になることはないことは明らかだ」と述べ、今の国会での成立を目指す考えを重ねて示しました。

一方、安倍総理大臣は、文部科学省の前川・前事務次官が、国家戦略特区を活用した大学の獣医学部の新設計画を「行政の在り方がゆがめられた」などと批判していることに関連して、「私と新設を目指す学園の理事長が友人だということで、私が政策に何か影響を与えたと言うのは、まさに印象操作だ。次官であれば、大臣と一緒に私のところに確認に来ることもできたはずだ」などと述べました。

そのうえで、鳥インフルエンザなど、動物から人にうつるおそれがある伝染病に対応するため、獣医師の確保が必要だという考えを強調しました。