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社員とフリーランスのいいとこ取り。Branding Engineerが挑むエンジニアの働き方改革

 

皆さんは、自分がどのくらいの売り上げをつくって、それがどのように給料に反映されているか、把握できていますか?

 

おそらく大多数の人は把握できていないと思います。

かくいう私もその一人。

 

業種によって異なりますが、一般的には自分の給料の3倍の売り上げをつくらなければならないとかなんとか。そういう説を耳にしたことのある人も多いのでは。

 

営業職であれば、自分が獲得した案件によって生じた売り上げから算出できたりするとは思いますが、会社に属する技術職であればどうでしょうか。

 

エンジニアとして、プロダクトをつくってはいるが、それがいくらの売り上げになっているのか。誰もが一度は考えてしまうことですよね。

 

 

 

もし、月の給料が30万円だとして、自分のやっている仕事が実は月50万円もらってもいいものだとしたら……?

 

 

フリーランスになるか、起業すれば、そういうジレンマは無くなります。

 

けれども、ハードルが高い。

……よくわからない手続きとか無理だし、毎月安定した収入があるかわからない。

 

今日は2017年1月末にリリースされた、独立支援サービスのご紹介です。

 

 

MidWorksとは

MidWorks」とは、株式会社Branding Engineerが1月24日にリリースされたエンジニアのための福利厚生、保障プランつきの独立支援サービスである。MidWorksに登録したエンジニアは、キャリアプランナーのヒアリングを経て、オーダーメイドで保障プランを組んでもらえ、コンサルタントに希望の条件にあった案件を紹介してもらえる。

 

 

MidWorksの特筆すべき特徴は二つある。
一つ目は、長期契約の案件が前提なので、収入が安定し、かつ手数料が一律で高報酬の案件の場合でも報酬当たりの手数料の割合が低いこと。これは、案件が途切れることで収入が不安定になるフリーランスにとってありがたい。
二つ目は、保険の手続きがMidWorks運営側で処理してくれるため、登録エンジニア側には一切の手間がかからないこと。通常、会社員であれば会社が加入している健康保険組合に入り、保険料を折半していたわけだが、フリーランスになれば、自ら手続きをしなければならない。
しかも、例えば国民健康保険に加入した場合、前年の所得によって保険料が変わってしまうので、支払額が予測できないという問題もある。MidWorksでは、保障プランを策定するキャリアプランナーや案件を紹介するコンサルタントによって、この問題を解決している。

 


Branding Engineerが挑む「エンジニアの市場価値を高める」

Branding Engineerでは、福利厚生、保障プランつきの独立支援サービス「MidWorks」の他にも、エンジニアのダイレクトリクルーティングサービス「Tech Stars」、そのWebデザイナー版の「Design Stars」や、就活サイト一括登録・一括管理サービス「イッカツ」を運営している。
物価の差はあるが、海外諸国と比較して、まだまだ日本のエンジニアは正当な評価・報酬を得られていない人材市場の課題がある。Branding Engineerは、「Make Engineers Happy(全てのエンジニアを幸せにする)」を掲げ、エンジニアの市場価値を高めることを存在意義としている。エンジニアの価値を最大化し、成功を支援する一環で、MidWorksもサービス開発がなされ、賃金の増加、技術の正当評価を目指している。
Branding Engineerの金沢氏・田中氏はMidWorksについて以下のように語られている。

 

執行役員 Mid Works事業部 マネージャー 金沢 大輝(Kanazawa Daiki)
国立大学法人東京外国語大学外国語学部東アジア課程中国語学科に6年通ってネイティブの先生に”Try Next Year”と言われ中退を決意。
小学1年生から野球を始め、高校大学時代も硬式野球部で過ごす。
大学では1、3、4番を打って個人タイトルを取ったり3部でリーグ優勝するなど、ちょこっとだけ優秀な成績を収める。
新卒で入社した会社でIT人材業界の営業、エージェントのあり方に疑問をもち、
株式会社Branding Engineerでエンジニアの価値向上を実現するため日々奮闘中。
2016年10月に執行役員に就任し、営業メンバーのマネジメント、採用、Midworks事業の責任者を兼任している。

 

金沢 MidWorksは、エンジニアが安心して独立できるためのサービスです。独立と聞くと、起業やフリーランスだとなるわけですが、世間一般に、収入に波がありそう、正社員より不安定、リスクが高い、だからこそ、ちょっと夢があって良いよねというイメージを抱かれがちです。
そして、なりたいけども、なれないだろうと思い込んでいる人々も多いと思います。
MidWorksは、そんな人々に対して、本当はなれるということを広めたく、リリースしたサービスになります。

 

− 社員とフリーランスのいいとこ取りはどのように実現されているのでしょうか?

 

金沢 世間一般でいう独立の際の「波」がもっと緩やかになるように、長期契約で発注して最低限の収入を保障したり、外れてしまう社保の代替として、弊社独自の社員時同等の社保プランを用意しています。会社員で労使折半しているのと同じように、実質正社員並みの保障を得た状態で、フリーランスとして働くことができ、稼働単価公開による圧倒的に高い報酬の案件に取り組んでもらうことで、会社員時よりもエンジニアとして正当な評価、報酬を得られるようにしています。

 

Midworksプロダクトマネージャー 田中 雅人(Tanaka Masato)
東京大学理学部情報科学科卒業
CPU設計・開発 / アセンブラ・C・Scheme・Ocaml・LilFes / 論理学 / 各種アルゴリズムの基礎、機械学習を就学。
株式会社ワークスアプリケーションズやベンチャー立ち上げに合流.
Java / SQL/PLSQL / Delphi / AWS / Jenkins / Ruby On Rails / Unity / C# / Objective-C / Java / AWS / Git / Gitlab / 事業立案 / 組織マネジメントに従事。
現在はBEでエンジニアの地位向上をmissionにマネージャー兼PMとしてプロダクト作りに励む。

 

− どのようなコンセプトでMidWorksは構想されたのでしょうか?

 

田中 フリーランスという働き方をもっと広めていきたいというのが始まりです。エンジニアとして会社にいると、給料は出るけれど、自分がやっている仕事が実際にどのくらいの報酬に値するのか不透明だと思います。フリーランスは自分のやっている案件がどのくらいの報酬になるかわかるわけです。
しかしながら、フリーランスになるにはすごく勇気が必要で、なりたいけども、その一歩が踏み出せない人は割と多い。その一歩を後押しすることが、MidWorksで一番やりたいことです。

 

− 田中氏は実際にMidWorksのプロダクト開発に取り組まれていて、コードも書かれています。エンジニアであるご自身から見て、MidWorksのサービスをどのようにお考えでしょうか?

 

田中 MidWorksは、エンジニアがフリーランスとして独立する一歩を踏み出せるよう、案件を用意したり、保障プランを用意しています。エンジニアとして、やはり営業ではないので仕事を取って来ることをしてきた訳ではないし、かつ保険や税金について、いざ直面してみると意外と知識が足りていなかったりするわけですから、その二つをサポートすることができれば、今まで独立してフリーランスでやりたかった人たちがどんどん外へ出ていけるようになると考えています。MidWorksは、そのための手助けをしていきたい。

 


具体的にどれくらい賃金は変わるのか?


案件紹介ページ・会員登録はこちらから

 

上記の表は、MidWorksに掲載されている案件を一部紹介したものになっている。キャリアプランナーのヒアリング後、案件の希望条件を伝えたコンサルタントからのレコメンド以外にも、MidWorksのホームページから直接、希望の案件を探してそれに応募することが可能となっている。

収入イメージ例と詳細のデータ

 

具体的な収入シミュレーションとして、上記の例がMidWorksのサービス紹介ページにて掲載されている。詳細について気になる方は、一度ホームページを訪ねてみてはいかがだろうか。

 

 

 

 株式会社Branding Engineer

 

Make Engineers Happy

 

Branding Engineerは、その名の通り「エンジニアの市場価値を高める」会社です。内外を問わず、すべてのエンジニアの価値を最大化し、日本のエンジニアの成功を支援いたします。
社内のエンジニアは高い技術力を持っているからこそできる完全フレックス出社。無駄な習慣はなくし、合理的な業務環境を整えています。社外のエンジニアに対してもTechStarsを通じて業界の平均賃金の増加、技術の正当な評価がされる市場づくりを推進していきます。

by
芝浦工業大学卒。在学中は建築学専攻。 在学中には大学広報冊子の編集長を勤めながら、インターンでWeb系の新規事業に携わり、その中でスタートアップ・ベンチャーの魅力を知る。 より多くの人にその魅力を発信するために、取材活動に取り組んでいる。
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