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 米トランプ大統領が地球温暖化対策のパリ協定から離脱すると表明したことを受けて、協定締結の地となったフランスのマクロン大統領は、パリの大統領府(エリゼ宮)からテレビ演説した。「判断は尊重するが、とても残念だ。地球の将来にとって間違いをおかした」と断言し、トランプ氏とも電話会談して、そうした考えを伝えたと明かした。そのうえで、目標を下げるような協定の再交渉はないと明言し、残る国々で責任を果たしていくとした。

 フランス語に続いて英語でも演説し、米国の科学者らに向けて「フランスに来てほしい、一緒に(温暖化対策で)働こう」と呼びかけた。そして、「米国を再び偉大にする」というトランプ氏の決まり文句をもじって、こう語りかけた。「地球を再び偉大にする」(パリ=青田秀樹)

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