国会答弁に立つ安倍首相の口から、最近になって頻繁に「印象操作」という言葉を聞くようになった。5月30日の参議院法務委員会でも、小川敏夫議員に「加計学園の役員をしたことはないか」、「報酬も受け取ってますよね」と尋ねられ、「数年前、監査かそうしたものを務めた」、「1年間に14万円という報酬を受けた」と答えた後、「印象操作であって、これは、遥か、遙か昔のこと」だと気色ばんだ。
「発言者:安倍」、「検索語:印象操作」で検索
頻繁だと感じるのは単なる「印象」なのか。そこで、国会議事録検索システムで調べることにした。過去5年間(2012年5月26日から2017年5月26日)で、「発言者:安倍」、「検索語:印象操作」で検索すると6件がヒットした。
最近になって頻繁どころか、「印象操作」答弁は、前年まで1件もなく、すべて今年のものだった。安倍首相は、今年2月以降、急に「印象操作」という言葉を使うようになっていた。
では、どんなときに使っているのだろうか。
その6委員会を辿っていくと、1つの委員会で複数議員に「印象操作」批判をした日もある。全10回のやり取りで計16回の「印象操作」を発している。真偽を確かめる質問に対して、時に答える以前に、時に答えず、時に「反論」と称して、「印象操作」だと切り返していた。
興味深いのは9回目の加計学園についての宮崎岳志議員との問答だ。
木曽功内閣官房参与、藤原豊内閣府審議官、萩生田官房副長官など、現在、話題沸騰中の人物やそれ以外の名前が質問に登場する。そして、「決定がどういう過程で行われたのか」と、「過程」が分からないから問われたのに対し、滑稽にも安倍首相は「経緯を全部省くというのは、意図的な印象操作」だと批判しながら、自ら、今治市の市議会事情や「広域的に獣医学部がない地域に限るとともに一校に限ること」など加計学園が選ばれた要件までを細かに答弁したことだ。
それも含め全16回の「印象操作」批判は以下の通りだ。質問も答弁も長いので、略したところは(略)としている。
2月27日衆議院予算委員会で4回
1回目は、福島伸享衆議院議員の質問に、次のように反論している。
福島伸享議員:(略)広く全国から安倍晋三記念小学校の名前で寄附金集めをしているとなって、その集めたお金を原資として今回の取引がなされたとするならば、単なる抗議では済まないと思いますよ、総理。私は、抗議だけじゃなくて、もし総理がかかわっていない、かかわっていれば職を辞すという覚悟で行うのであれば、抗議ではなくて明確な法的な措置をとるべきだと思いますけれども、総理、いかがでしょうか。
安倍内閣総理大臣: まず、ホームページを消したり、怪しいとおっしゃったけれども、ホームページを消したのは私でも私の家内でもありませんよ。まるで今、福島さんはそう指摘していましたね。そういうレッテル張りはやめましょうよ。そうやって印象操作を一生懸命されていますけれども、一生懸命、一生懸命、そうやって一生懸命印象操作をされていますけれども、何にもないんですよ、そこは。著しく名誉を傷つけるようなことを言えば、そういうことを申し上げますよ。ホームページを消したり、怪しいんじゃないですかということについて、私はそれぐらいは反論させていただきたいと思いますよ。
2回目は同委員会で、大西建健介議員の質問時間に、突如、その前の質問者だった今井雅人議員の質問に対する反論を、大西議員に向かって長々と行い、「印象操作」批判をした。
大西健介議員: 塚本幼児教育学園が「思い出の宝箱」というDVDをつくっておられるんですけれども(略)平成二十七年度の秋の大運動会で園児たちが行った選手宣誓の様子というのが入っているんですけれども、(略)「大人の人たちは、日本がほかの国々に負けぬよう、尖閣列島、竹島、北方領土を守り、日本を悪者として扱っている中国、韓国が心改め、歴史教科書でうそを教えないようにお願いいたします、安倍首相頑張れ、安倍首相頑張れ、安保法制国会通過、よかったです、僕たち、私たちもきょう一日パワーを全開します、日本頑張れ、エイエイオー」と、こういう選手宣誓なんです。(略)そういう教育方針で教育を行っている幼稚園について、そこで講演を行った総理夫人、この下の方ですけれども、総理夫人がこのように言われています、「この幼稚園でやっていることが本当にすばらしい」、こういうふうに褒めたたえた上で、「普通の公立学校の教育を受けると、せっかくここで芯ができたものが揺らいでしまう、だから、この幼稚園の教育方針に沿った新たな小学校をつくりましょう」と。そして、安倍昭恵総理夫人自身がその名誉校長に就任していたということであります。安倍総理、このことを不適切であったというふうには思われませんでしょうか、改めてお伺いします。
安倍内閣総理大臣:先ほど今井委員が御紹介をされたNHKニュースについて、必ずしも事実を全て紹介していただいていないので、重要なところなので述べさせていただきたいと思います。籠池理事長は、私の妻が名誉校長を受けたことについて、承認してもらった上で講演で紹介し、名誉校長に就任してもらった、こう述べたのは事実でございますが、(略)私が申し上げましたように、それは受けていない、妻がこう言っているわけでありますが、そういう受け取りもあるというふうにもあわせて述べているわけでございますから、一方だけを述べて印象操作をするのはやめていただきたい。(略)
3回目も同委員会で、結局、大西議員本人にも「印象操作」批判を浴びせた。
大西健介議員:(略)いずれにしても、このような偏向した教育方針の幼稚園に総理夫妻がかかわっていたという事実は、これは紛れもない事実であって、そのこと自体が、先ほど今井委員も触れられましたけれども、世界各国の主要メディアで報じられているわけです。(略)国際社会から、反動右翼の戦前回帰の動きに日本の総理大臣が肩入れしているんじゃないか、こういうふうに見られているんじゃないですか。これはどう思われますか。
安倍内閣総理大臣:委員はそれが事実だと思っておられるわけですか。私がそれを事実だと……(発言する者あり)報道されたのは事実であって、中に書いてあることは必ずしも事実ではないじゃないですか。(略)そういうやりとり自体を何かまるで我々がうそをついているかのごとく、そういう印象操作をするのはやめていただきたい、こういうことでございます。
2月28日参議院予算委員会
4回目は、事実と異なるなら否定すればよい場面で、「印象操作」で切り返して答えず、代わりに舟山康江「参議院」議員を前に、前日の、しかも「衆議院」の大西議員の質問に対して「御党は同じ党」だからと批判した。
舟山康江議員: 報道等によりますと、打ち上げ、懇談会ということですから、教育関係のお話の延長だったのかなということを思いましたし、籠池理事長、非常にこの日本教育再生会議の理念と塚本幼稚園の理念に共通点がありますし、近々学校をつくりたいという思いを持っておられたということですから、そこに参加していたのではないのかなと私はごく自然に考えました。(略)
そして、今、土地をめぐっても設置認可についても疑念が噴出しているということ、学校の認可がされないんではないか、出した表彰を取り消すとか、いろんな大混乱している、大混乱になっております。そういう中で、さっきもありましたけれども、総理は、こういった混乱、これ国が関わっている問題です、そういう中で、国の責任ある立場として全く責任がないと思っていらっしゃるんでしょうか。
安倍内閣総理大臣:今、非常に強引なこじつけをしておられるんですが、印象操作だと思いますが、私が大阪でこの居酒屋に行ったところに籠池さんが来られていたという何か、それは実態として何かつかんでおられるんですか。印象を述べられただけですよね。それで、まるで何かそこで会ったかのごとくの、そういう話が多いんですよ、これについては非常に。(略)御党の議員が衆議院での審議の際にそう言ったわけですから、大西議員がですね。ですから、それは衆議院と参議院というのは、同じ、御党は同じ党ではないんですか。ですから、それはおかしいということを申し上げているわけでございまして、そこには私の記憶では事実上政治家しか、それはだって政治的な話をしているんですから、そこは恐らく第三者は入っていなかったんだろうなと。非常に機微な話をしたことを覚えて、まあ中身については申し上げませんが、機微な話をしたような記憶があるところでございます。
3月1日の参議院予算委員会
5回目は、のちに自民党の鴻池祥肇参議院議員事務所が出所とわかる議員事務所と財務省のやり取り文書を読み上げた小池晃議員に、「印象操作」だと批判した。また、自民党総裁として問われたことに、「理財局長としては答えようがない」と逃げた。
小池晃議員:総理、あれだけおっしゃったんだったら、真相を明らかにしようじゃないですか。私はこういう事実を示した。それが違うというのであれば、それが違うというのであれば、この証人喚問あるいは参考人招致、国会招致に賛成してください、自民党総裁として。真実を明らかにするために自民党総裁として国会招致に賛成してください。
安倍内閣総理大臣:まあ、いきなり事実を明らかにしろと、いろいろ読まれましたが、それどういう文書かも分かりませんよ。それを真実だとして我々に言えと言われても、それが真実だということは小池さん側がそれを証明することが必要なんですね。(略)ある事務所と、確かに小池さんはある事務所と言われたんですが、何か雰囲気としてまるで私の事務所が関わっているかのごときのイメージを与えているのは……(発言する者あり)別にそう言ったとは言っていませんよ。そう言ったとは言いませんけど、そういうイメージを与えているのは事実でありますから、そういう、そういう印象操作の、印象操作の質問はやめていただきたいと思いますし、そもそもどういう、どういうものを出しているのか、何をですね、何を、何を出しているのか、何を出しているのか、どういうものを、どういう資料を出しているかということをちゃんと示していただかなければ、これは理財局長としては答えようがないのであります。
6回目。同日、同委員会、同議員に政治的、道義的責任を問われ、二度目の「印象操作」批判。
小池晃議員:このパンフレットを今日パネルにしましたけれども、この最初のページには、写真入りで、「名誉校長安倍昭恵先生 安倍晋三内閣総理大臣夫人」、「籠池先生の教育に対する熱き想いに感銘を受け、このたび名誉校長に就任させていただきました。」というふうに書いてあるんですね。(略)名誉校長としてパンフレットにもこうやって紹介され、学校案内の巻頭に載せられてきた。これが国有地の払下げなどに全く影響がなかったと言えるでしょうか。(略)これは、もしそうだとすればですよ、総理夫妻の政治的、道義的責任というのは免れないのではないですか。
安倍内閣総理大臣:(略)いずれにせよですね、いずれにせよ、これは、例えば小池さん、安倍昭恵幼稚園と書いてあれば、理財局が恐れ入りましたといって安くするんですか。そんなことあり得ないですよね、あり得ないですよ。じゃ、事実、じゃ、事実ですね、事実、安倍昭恵とか私本人が頼んでいれば、頼んでいたってそんなことにはならないんですから、それが関係があるんであれば、例えば理財局からどういう御関係なんでしょうかということを言ってきますよ。そんなこと全く、全くないわけでありますから、ですから、それを、まさにそれかなり私は印象操作だと思いますよ、まるで私の妻がその値引きに関わっていたかのごとくの言動は是非やめていただきたいと、このように思います。
3月6日参議院予算委員会
7回目は、不透明な手続きを指摘されて、「印象操作」批判を浴びせた。
福山哲郎議員:(略)まず最初問題になったのは、売買価格を公表しなかったことがスタートじゃないですか。そもそも売買価格公表しなかった。それから、八億円値引きした、廃棄物、埋設物処理を確認もしないで八億円値引きしたじゃないですか。そして、面会記録等の関係書類を廃棄したと言っているんですよ。こんなものあり得ないですよ。(略)
参考人招致をお願いしても一切政府も与党も応じないじゃないですか。(略)、財務省が森友側にひょっとしたら埋め戻しをしろという指導をしていたという報道もありました。私、その実は記録持ってます。(略)疑惑ばっかりですよ。(略)許認可が始まる直前に名誉校長に就任を受諾をして、寄附金集めには、安倍昭恵夫人が名誉校長だとか、さらには講演に来られているかとか、そういう話も出るはずです。
(略)安倍昭恵夫人が名誉校長に就任している小学校を、手続ができないからといって先送りなんかして開校を延長したら、それは昭恵夫人に恥かかせたのか、安倍総理に恥をかかせたのか、近畿財務局だって財務省だってそんたくするでしょう(略)公人か私人かなんかは大した問題じゃないですよ。そういう状況をつくったことが問題だと私は思う。だから、こういう不透明な手続が積み重なるんですよ。総理、いかがですか。
安倍内閣総理大臣:(略)今、福山委員は、もうまるで、まるで私と妻がこの結果に働きかけをしていたかのごとくの……(略)言わば私と妻が、この理財局等に、あるいは学校の認可等々に私たちが結果として影響を与えていたかのごとく議論をしておられますが、(略)法的に、法的にちゃんとプロセスにのっとって正しい根拠を持ってやったということであれば、私も妻も関係ないじゃありませんか。(略)この名誉校長に安倍昭恵という名前があれば、これ印籠みたいに恐れ入りましたとなるはずがないんですよ。日本のですね、かつてそんなことあったんですか。そんなことあったんだったら、一つでもいいですから例を出していただきたいと思います。私の妻が名誉何々になっていて、それをそんたくした事実が、事実がないのにまるで事実があるかとのことを言うというのは、これも典型的な印象操作なんですよ。
8回目、同日、同委員会で、別の議員にも「印象操作」批判を行った。
森ゆうこ議員:今の答弁でも、もちろんそういう名誉校長に就く、そしてその最初の、この問題が最初に予算委員会で、衆議院の予算委員会で取り上げられたときには籠池理事長のことを褒めちぎっていたわけですから。(略)。そういう許認可に絡むなということはすぐ思い付くんですけれども、総理はそういうふうに思い付きませんでしたか。
安倍内閣総理大臣:私、今まで許認可で頼まれたこと、学校法人で、これ一回もないんですよ。(略)何となく印象操作をそれしているんではないかという気がしてならないわけでございますが、私はそもそもお目にかかったことないんですから褒めちぎりようがないんですが、言わば学園の何か学園報みたいなものにおいて、これは、しっかり挨拶をちゃんとするとかしつけをしっかりと行っていくとか日本の伝統や文化を大切にしていくということであって、理念としてはいいんではないかということを申し上げただけでございまして、この籠池理事長を私、褒めちぎったことはないわけでございます。
5月8日衆議院予算委員会
9回目は、宮崎岳志議員に加計学園に関する決定経緯について「加計孝太郎氏が獣医学部をつくりたがっているということはいつから御存じだった」かということと合わせて尋ねられ、3度も「印象操作」という言葉を発しながら、今治市議会事情から、自らが本部長として決定した対応方針まで答弁したが、いつから知っていたかは答えなかった。
宮崎岳志議員:(略)加計学園をめぐっては、安倍政権の人脈の中から非常に多くの方々が顔を出しているんですね。(略)加計理事長は総理の親友ですし、安倍昭恵総理夫人は系列こども園の名誉園長を務められています。昭恵夫人と当時の下村博文文科大臣夫人が、系列の小学校の説明会のチラシにコメントを寄せています。(略)文科省のOBで、昨年まで内閣官房参与だった木曽功氏は、参与の在職中に加計学園の理事と傘下の千葉科学大学の学長に就任をして、しかも、特区担当の事務方トップである内閣府藤原豊審議官に、獣医学部の件も含めて、特区のことを、わざわざ参与室に呼んで説明を求めています。(略)もう一人、文科省OBで豊田三郎さんという理事がいますが、この方は、文科省天下り問題の舞台となった天下りあっせん組織、文教フォーラムと表裏一体の公益財団法人、今度解散をいたします文教協会の常務理事です。天下り問題が発覚した後に、加計学園の理事を辞任されています。(略)特区提案の説明役であった、元文部省の官僚であり、また元愛媛県知事でもある加戸守行氏は、総理肝いりの諮問会議の教育再生実行会議のメンバーです。
千葉教育大の客員教授には、萩生田官房副長官、先ほど御答弁いただきました、また第一次安倍政権の総理秘書官、井上義行参議院議員などの名前もあります。
こういった状況から見ると、やはり、この決定がどういう過程で行われたのか、きちんと国民のもとに明らかにしなくてはいけないと私は思っています。
一点、総理にお伺いをいたしますが、総理は、何度も聞かれているけれども国会の場で答えていない質問があるんです。加計孝太郎氏が獣医学部をつくりたがっているということはいつから御存じだったんでしょうか。また、この国家戦略特区の枠組みを使いたがっているということはいつから御存じだったんでしょうか。お答え願えますか。
安倍内閣総理大臣:(略)加計学園に国等から無償で、不正に土地を取得しているかのごときの質問をされましたが、それは全く間違いであろうと思います。(略)今例として挙げられた今治市は、今治新都市開発事業に着手した昭和五十八年から、昭和五十八年からですよ、すなわち加計学園による獣医学部構想の誘致を決める前から、今回無償譲渡する土地を高等教育施設用地と位置づけ、歴代の市長がいわば大学誘致を目指して、市議会も将来的に市が土地を購入することを決議したということでありまして、無償で供与するということは議会もほぼ満場一致で決めているわけでございます。
そういう経緯を全部省くというのは、意図的な印象操作をしていると思われても、私は、これは一番根本じゃないですか、ではないのかな、こう思いますよ。
それに加えて、先ほど、随分ちょっと間違った印象操作をされているから、少しは訂正しないと国民の皆さんが誤解をされるんだろう、こう思うわけでありますが、(略)広域的に獣医学部がない地域に限るとともに一校に限る、これは獣医師会側からも非常に強い要望があったことであります。
宮崎岳志議員:(略)そろそろ答えてください(略)
安倍内閣総理大臣:いや、しかし、これは大切なことですから。あんなに延々と印象操作されたら、反論されるということも覚悟してやってください。(略)今回はしっかりと、京都においては成熟の度合い等々も含めて判断されなかったわけでありまして、これは山本大臣が判断をしているわけでございます。そこで、獣医学部を新設する主体については、平成十九年十一月の今治市等による構造改革特区提案において加計学園が候補として記載されていました。第二次安倍政権発足後も、内閣総理大臣が本部長である構造改革特区本部においてこの提案に対する政府の対応方針を決定しており、他の多くの案件と同様、本件についても知り得る立場にあったというのは御承知のとおりだろうと思いますが、他方、この加計学園から私に依頼等があったことは一切ないということは申し添えておきたいと思います。
5月9日参議院予算委員会
10回目は、安倍昭恵夫人から事情を聞いていないかを尋ねられただけで、3度も「印象操作」を繰り返した。
小川敏夫参議院議員:(略)総理にお尋ねいたします。昭恵夫人が籠池夫人にショートメールを送っております。こういう部分がありました。「私が関わったということは、裏で何かがあるのではと疑われないように、細心の注意を払わなくてはならないということだったのでしょうと」こういうふうに言っております。昭恵夫人はまさにこの森友の国有地の売却問題について関わったと言っていると思うんですが、総理、昭恵夫人からこのことについて御事情を聞いていませんか。
安倍内閣総理大臣:(略)小川さんの頭の中でいろんなストーリーを勝手に作ってきて、勝手に作ってこられてそこに結び付けて、印象操作を一生懸命されていますが(略)、一部だけを随分苦労して印象操作をされたんだなというのが私の印象ですが、やるんであれば誠実にやりましょうよ、お互いに、ということを申し上げておきたい。(略)つまり、こういうことは印象操作ではなくてしっかりとやらないと、今までの議論全体がそれはもう疑われてしまうことに私はなるのではないのかなと、このように思います。
なお、安倍首相は、国会だけでなく、6月1日のラジオ番組でも「加計学園」に関して「印象操作だ」と否定したと、日経新聞が報じている。
安倍首相は10回目の問答で、「印象操作ではなくてしっかりとやらないと、今までの議論が疑われてしまう」とまで答弁しているが、事実を答えればよいだけだ。
そこで「印象操作」と相手に疑念を被せる姿勢は、事実確認に「抗議」で答えた国連特別報告者事件(既報)や国連事務総長との一件既報とも重なってしまう。
これらはすべて、「自分の意に沿わない真実の証言や道理に立った批判というのは、国内においても、国際社会に対しても敵視し、けなし、封殺しようとする」という仁比聡平議員(共産党)の指摘(既報)とも通じる。そして、そのツールとして「印象操作」という言葉が使われている印象を否めない。
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