[PR]

 学校法人「加計(かけ)学園」が運営する千葉科学大広報部は1日、朝日新聞の同日付朝刊の記事について報道機関向けのコメントを発表した。同学園理事、同大学長で内閣官房参与を務めていた木曽功氏(65)が、同学園の獣医学部新設について前川喜平・前文部科学事務次官に面会したことを報じた記事について、「記事の中に学長名のコメントや発言が出ないことを条件に取材を受ける旨を伝え、記者も了解した」と説明。「『取材源の秘匿』など、マスコミ倫理の根本にかかる約束を反故(ほご)にした」としている。

 〈朝日新聞社広報部の話〉 木曽功氏に対しては5月18日に記者2人が対面でメモを取りながら取材し、25日に再度、電話で取材しました。木曽氏の名前や発言を報じないことを条件に取材した事実はありません。