先日、敬愛する自由ネコ師匠(id:gattolibero)が、こんなツイートをなさっていた。
他人の助言を聞こうとする前に、自分の心の声に耳をすませてみて。
— ネコ師匠 (@nekomasterTW) 2017年5月29日
「本当の私」はどうしたいのか?
答えを知っているのは自分しかいない。
ちょうど私も、私の投稿の中で「我慢することは仕方ないけど、せめて自分の心の声を聴かないと❗」と言ったところ。
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私も以前、誰かから「心の声を聴けばよい」みたいなことを言われたことがあったのだけど、自分の心の声ってどうやって聴けばいいのか、よくわからなかった。
(自己肯定感が低い人は、特に自分の声を聴くのに慣れてないと思う)
その後、いろいろな人のアドバイスなどをもらい、自己流なのだけれども、ちょっとずつできるようになってきたので、その方法をシェアしたいと思います😊
- 聴く対象は「怒り」に絞る
- いつ自分の声を聴くか
- どうやって聴けばよいか
- 怒りはただ味わう、見るだけでよい
- その後の感情の変化も見守る
- 言葉を発するのも有効
- これだけでいいの?
- 怒りは相手にぶつけなくてもいいのかどうか
- 怒りが味わい尽くされると、他の声も聴こえてくる
聴く対象は「怒り」に絞る
自分の声といっても、いろいろある。
「腹減ったな~」
というのも自分の声だし
「おっ❗あの女の子、かわいいじゃん❤」
というのも自分の声。
自分の声は全て聴けるといいのだけれども、キリがないので「怒り」に絞るのが私のやり方。
怒りに絞る理由は、怒りというものは、表出してはならないと社会的に考えられている感情だから。
言い換えると、怒りは自分の中で抑圧されやすい声(感情)なのよね。
社会的に怒りを表出してはいけないとはいえ、怒りの感情というのは紛れもない自分の感情なので、やはりどこかで発散させなければならないのね。
このあたりのことに興味があれば、この投稿を読んでもらえたら嬉しい😊
いつ自分の声を聴くか
一番いいのは、怒った瞬間だね。
怒りの感情がフレッシュなうちに、怒りを味わい尽くしたいところ。
例えば、自宅で配偶者に対して腹が立つことがあったとする。
怒りを感じたまま、その場から離れ、どこかで一人になるのが一番いいかな。
(トイレなんていいかも)
仕事中に腹が立った場合は、すぐさまその場を離れられない場合もあると思う。
(会議中とかね)
その時は仕方ないので、昼休みなどの自由になれる時間を待って、どこか喫茶店かコンビニ、神社、河原あたりに行くのがいいかな。
いずれにせよ、怒りを感じて間もない時に、自分の声を聴くのがよい。
どうやって聴けばよいか
このあたりからは個人の好みがあると思うけれども、私のケースを紹介します。
私は、目を閉じて、ゆっくりと呼吸をする。
そして、先ほど出会った怒りの場面を思い出す。
腹が立つ相手の憎らしい顔や声を、できる限り詳細に思い出す。
思い出すと、怒りが蘇ってくるのがわかる。
呼吸とともに、その怒りが全身に広がっていくイメージをする。
私のカウンセラーさんは違うやり方をするらしいのだけど、私は怒りをビジュアルで捕らえている。
怒りが広がっていくイメージをさらに膨らませていくと、左のみぞおちのあたりに、こぶし大の黒いモヤモヤみたいなものが感じられる。
モヤモヤは小刻みに動いていて、熱を持っているようにも感じられる。
(トトロに出てくるまっくろくろすけみたいな感じ)
で、このまっくろくろすけがみぞおちを中心に、全身を動き回るイメージをする。
集中力が途切れそうになったら、憎らしい人の顔や声を思い出して、怒りを再燃させる。
怒りはただ味わう、見るだけでよい
この時に注意したいのは、理屈を持ち込まないこと。
例えば、なぜ私は怒っているのかという分析はしない。
また、憎らしい相手の事情も斟酌しない。
教訓を導く必要もないし、改善策を考える必要もない。
自分のメタ認知力を完全にオフにして、ただ怒りを感じるだけでいい。
なぜ理屈を持ち込まないかというと、理屈には感情を抑えつける力があるから。
「まあ、あの人にも○○な事情があるんだろうしなあ……」
と理屈をつけた時点で、怒りを味わい尽くす前に、中途半端に納得してしまう。
そうなると、結局は抑えつけたことと同じになっちゃうのよ。
親友に相談ごとをしてるとき、まだ全部言い切ってもいないのに、求めてもないアドバイスをされたりしたらイヤな気持ちがするでしょ❓
同じようなことは、自分自身に対してもしてはいけない❗
その後の感情の変化も見守る
しばらく怒りを味わっていると、何かが変化するのがわかる。
例えば、まっくろくろすけが小さくなるようなイメージが見える。
また、熱をもっているように感じられたものが、冷めてくるように感じられる。
その推移も、そのまま見続ける。
変化するのに何分くらいかかるかは、その時と場合によると思う。
10分くらいのこともあれば、数時間の場合もある。
時間がなければ、いったん中断して、また時間のある時に再開してもいい。
私もめったにないことだけれども、まっくろくろすけが完全に消えることが感じられることがあった。
必ずしもこういう状態にならなくてもいいので、とにかく味わい、見るだけでいい。
言葉を発するのも有効
「うおーむかつく💢」
「腹立つ~💢」
みたいなことをブツブツつぶやくのもいいよ。
物騒な話で申し訳ないけど、私は一度
「殺してやる❗」
とつぶいたことがあった。
そしたら、自分で自分のつぶやきにビックリして、なぜかそれと同時に怒りが消えたことがあった。
そのことを私のカウンセラーさんに話すと
「言葉には感情が乗ることがあるので、『殺してやる』の言葉に美奈子さんの怒りが乗っかって、出て行っちゃったんでしょう」
と言われた。
これだけでいいの?
はい。これだけでじゅうぶんだと思う。
時間がなくて途中で止めたとしても、心が少し落ち着いていることがわかると思う。
心の声を聴くというのは、私はこういうものだと認識している。
私は詳しくはないのだけれど、瞑想に近い感じなのかな❓
怒りは相手にぶつけなくてもいいのかどうか
私はあえてぶつけるということをやっているのだけれども、私のカウンセラーさんによると、別にどちらでもいいんじゃない❓ということでした。
怒りが味わい尽くされると、他の声も聴こえてくる
これは受け売りなんだけど、怒りの感情というものは、他の感情の上に乗っかっていて、ちょうどフタをしているような感じらしい。
怒りを味わい尽くして、怒りが消費されれば、他の感情も浮き上がってきやすくなるので、ポジティブな声(喜びや楽しみといった感情)が、無意識の領域から聴こえてくるようになるよ。
何をすれば自分が楽しいのかが、頭で考えるのではなく、心の底から伝わってくる。
私が女装を始めたのも「女装したら楽しいんじゃない❓」というポジティブな声が聞こえたから。
怒りを味わい尽くす前の私は「自分が楽しめないのは誰それが悪いからだ」と怒りにとらわれていたので、女装を楽しむなんて発想は起きなかっただろうな。
まあ、怒りとは宿便みたいなものだと思ってくれたらいいかな😅
宿便は健康の敵❗
怒りは平穏な精神の敵❗
どっちも出しきれば、楽になれる😊