金塊30キロ 中部空港から密輸しようとした疑い 女5人逮捕
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去年12月、金塊およそ30キロ、およそ1億3000万円分を衣服に縫い付けたポケットに隠して中部空港から日本に密輸しようとしたなどとして、40代から70代の女5人が関税法違反などの疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは、愛知県蒲郡市の会社員で、韓国籍の金愛子容疑者(43)ら、40代から70代の女5人です。
警察の調べによりますと、5人は去年12月、金塊およそ30キロ、およそ1億3000万円分を税関に申告せずに中部空港から日本に密輸しようとしたなどとして、関税法違反などの疑いが持たれています。
警察によりますと、韓国の空港で受け取った金塊を衣服の内側に縫い付けたポケットに隠し持っていたということで、調べに対し、5人は容疑を認めているということです。
警察によりますと、5人は、指示役の韓国人の女が香港で買い付けた金塊を運搬する役だったと見られるということで、警察は、金塊を転売し、国内に持ち込む際に納める必要がある税金分の利益を不当に得ようとしたと見て、詳しいいきさつを調べています。
警察の調べによりますと、5人は去年12月、金塊およそ30キロ、およそ1億3000万円分を税関に申告せずに中部空港から日本に密輸しようとしたなどとして、関税法違反などの疑いが持たれています。
警察によりますと、韓国の空港で受け取った金塊を衣服の内側に縫い付けたポケットに隠し持っていたということで、調べに対し、5人は容疑を認めているということです。
警察によりますと、5人は、指示役の韓国人の女が香港で買い付けた金塊を運搬する役だったと見られるということで、警察は、金塊を転売し、国内に持ち込む際に納める必要がある税金分の利益を不当に得ようとしたと見て、詳しいいきさつを調べています。
金塊密輸多発の背景と傾向
世界的に「金」の高値が続く中、金塊の密輸事件は東海地方などでも増えています。名古屋税関によりますと管内の金の密輸事件は、平成26年6月までの1年間は1件だけでしたが、次の1年には4件に増え、さらに去年6月までの1年間は19件に急増し、これまでで最も多くなりました。
日本と海外の税制の違いを悪用した、消費税分の「利ざや」が狙われていると見られています。
海外で購入した金塊を日本に持ち込む場合は、将来、国内で売却されることを見越して、消費税に相当する額を税関に納めなければなりません。
密輸により納付を免れたうえで国内で転売するとその分を利益として得ることができます。
税関は消費税率が8%に引き上げられ「利ざや」が大きくなったため、密輸事件が急増したのではないかと見ています。
スーツケースの取っ手を改造して中に埋め込んだり、腰に巻くコルセットに入れたりするなど、個人が紛れ込ませる方法がほとんどだということで、税関は水際での取締りなどを徹底することにしています。
日本と海外の税制の違いを悪用した、消費税分の「利ざや」が狙われていると見られています。
海外で購入した金塊を日本に持ち込む場合は、将来、国内で売却されることを見越して、消費税に相当する額を税関に納めなければなりません。
密輸により納付を免れたうえで国内で転売するとその分を利益として得ることができます。
税関は消費税率が8%に引き上げられ「利ざや」が大きくなったため、密輸事件が急増したのではないかと見ています。
スーツケースの取っ手を改造して中に埋め込んだり、腰に巻くコルセットに入れたりするなど、個人が紛れ込ませる方法がほとんどだということで、税関は水際での取締りなどを徹底することにしています。