中学教諭が生徒に体罰 母親もけが 長野 白馬村

中学教諭が生徒に体罰 母親もけが 長野 白馬村
長野県白馬村の中学校で先月、60歳の男性教諭が生徒に足を蹴るなどの体罰を加えたうえ、生徒の母親にもいきさつを説明している途中に腕を振り回すなどしてけがを負わせていたことがわかりました。
これは1日、白馬村教育委員会が記者会見で明らかにしました。それによりますと村立白馬中学校の60歳の男性教諭が、先月23日、授業中に席を立つなどしていた生徒にほおを平手打ちしたうえ足を蹴るなどの体罰を加え、足を打撲するけがを負わせたということです。

さらに教諭は、教頭が同席して生徒の母親にいきさつを説明していた際に興奮して机を蹴飛ばしたうえ、腕を振り回して母親にも腕を打撲するけがを負わせたということです。

教育委員会の調査に対し男性教諭は「生徒が授業に集中できておらずかっとなってしまった。悪いことをした」と話しているということです。

白馬村教育委員会の平林豊教育長は「体罰はいかなる理由があっても許されない行為だ。けがをされた生徒をはじめ、保護者の方、関係者の皆さまにおわび申し上げる」と述べました。