ロシア、西側はこの国を悪の権化みたいに言いますが、政権維持のためにやっているだろうことは西側と変わらないと思います。
どうしてプーチンをこんなに嫌うのかというと、ロシアがナショナリストの国だからだと思います。
今まで散々他国でグローバル化を進めるために、諜報や暴動扇動、テロリストの育成、連携をしてきたので、それをロシアが真似て各国のナショナリストと連携すると困ると思ったのかもしれません。
オバマ前大統領が2014年に「ロシアは地域限定の大国」と言ったそうですが、その程度の認識だったのに、どうして今“ロシアの脅威”が欧米で大手を振って歩き回っているのでしょうか。
RT(ロシア・トゥデイ)は、メインストリームメディアが伝えない事件や、同じ事件でも違う切り口で報道しているので、比べてみて、西側の狂気がよくわかるようになっています。
最近もフランス総選挙でこの局やスプートニクがマクロン陣営に取材拒否されていました。
アメリカもそうですが、ロシアメディアをFAKEだという割には証拠を出さないところが不思議です。
こういう中、グローバリストたちの狂気は止まりません。
ハリウッド女優でフェミニストでLGBT活動家のKATHY GRIFFIN(キャシー・グリフィン)(写真左)が、トランプ大統領を模した血だらけの首を持つ映像を投稿して非難を浴びました。
トランプ大統領の長男が「酷いが驚かない。これが今の左派だ。彼らはこれが受け入れられると考えている。オバマ大統領にこれを保守がしたと想像してみてください。」
現時点では謝罪しましたが、批判が無ければそのままだったと思います。
アンケート4万人の内、72%がやり過ぎ、28%はOKだったようですが、そういう反応を見て謝罪しただけです。
視聴者に謝っただけで、トランプ大統領にもご家族にも全く謝罪がありません。
記事では、右側にイスラム国(IS)の特徴的な写真を並べてあります。真似たのでしょう。
彼女の投稿を非難しなかった人間も結構いるように、アメリカの多文化主義者、エリート層にはISへの認識がおかしい人が多いようです。
アメリカのグローバリストの代表格マケイン上院議員は、オーストラリアの放送局とのインタビューで、変なことを言っています。
ロシアは世界にとってIS以上の脅威だというのです。
アメリカ大統領選挙に介入し、フランスの大統領選挙に介入しようとしたと言い、民主主義を根底から覆そうとする脅威だと述べました。
しかし、
マケイン氏はアメリカ大統領選挙結果にロシアが関与した証拠はないと渋々認めています。
地球上で、ロシアのプーチン氏をISより嫌うのは、ジョージ・ソロスなどのグローバリストたちだけではないかと思います。
それでも、マケイン氏みたいに堂々と口にする人も少ないでしょうし、あまり世界的には賛同されないのではないかと思います。
この写真5月29日にフランスを訪問したプーチン大統領とマクロン大統領です。
まさか、マクロン氏も隣にISメンバーは乗せないと思いますしね・・・。
ベルサイユ宮殿の庭でプーチン大統領を乗せてゴルフカートを運転するマクロン大統領
May 29, 2017. © Francois Mori RT
ところで、マクロン大統領が選んだエドゥアール・フィリップ新首相は、メディアでは同性愛結婚に反対して棄権した経歴から、中道右派で穏健と称されていますが、とんでもないイスラムびいきなのです。
彼はル・アーブル市の市長で、2012年12月に、イスラム教徒に配慮してチョコレートムースを捨てさせた経歴があります。
市内67の小学校や幼稚園に配られる予定だった8千5百個のチョコレートムースを、調理場からの報告で豚のゼラチンが含まれていることを知って、配る直前にシャリアを発動、廃棄を命じました。
当時ある市議会議員は「地方自治体は世俗的でなければならず、中立性が厳しく求められる。給食は衛生面に気を配ることだけが求められる。」と言って問題にしました。
2015年には、「フランスは移民の土地です。私たちはホスト国として移民をもっと大切に扱わないといけません。」などと言っています。
Give him an inch, and he will take a mile.
(1インチやれば1マイル取りたがる。)
譲歩したらますます付け入られるだけなんです。私たちは韓国で勉強済みですよね。
この譲歩を私たちにさせるのは、外国人ではなくて、私たちのリーダーなのです。
グローバリストたちは、イスラムテロリストを脅威とも感じず、イスラム教徒に異常な気を使い、シャリアを発動する、そりゃあ、イスラムテロは無くならないでしょう。
無くす気もないんじゃないでしょうか?
マケイン上院議員の記事のコメントにはこういうものがありました。
John McCain Says Putin a Bigger Threat Than Islam