防犯カメラと街灯ネットワーク化 京都・木津川で実証事業
京都府木津川市で1日、省エネと防犯対策のため、発光ダイオード(LED)の街灯と防犯カメラをネットワークでつなぐ「街灯スマート化」の実証事業が始まった。カメラ映像を解析し、人の存在や歩行者数などに応じて点灯消灯や照度を調整できる。全国でも例のない取り組みとしている。
市と、省エネ事業などを手掛ける晶和クリエイション(京都市南区)、通信機器大手のシスコシステムズ(東京都)の共同事業。
近鉄高の原駅(奈良市)やイオンモール高の原(同市と木津川市)の周辺半径約200メートルの区域で歩道や公園にLED街灯23基と防犯カメラ3個をネットワークで結ぶ。
区域は周辺住宅街と駅、商業施設を結んでおり、通勤や通学、買い物客が多く通る。これまで時間帯に応じて区域を一括して点灯消灯していたが、街灯ごとの調光が可能になり、事件事故の把握や対応も即時にできるという。実証事業は9月末まで行う。
【 2017年06月01日 13時48分 】