諸君、私は筋肉が好きだ 諸君、私は筋肉が好きだ 諸君、私は筋肉が大好きだ 上腕筋が好きだ 三角筋が好きだ 大胸筋が好きだ 腹直筋が好きだ 僧帽筋が好きだ 広背筋が好きだ 小円筋が好きだ 外斜筋が好きだ 大臀筋が好きだ プッシュアップで ヒンズースクワットで ベンチプレスで ダンベルカールで チンニングで ラップトップダウンで レッグプレスで カーフレイズで レッグカールで デッドリフトで この地上で行われる ありとあらゆる トレーニングが 大好きだ 筋力だけを追い求めるのが好きだ 筋力だけで講道館の黒帯を取ろうとし、パワーだけで当時のボクシングチャンピオンを圧倒した人物の話を聞いた時など心が踊る 男ばかりのジムで女性が汗を流してトレーニングしているのが好きだ 連れの男が自らの上げた重量を自慢している横でその数倍の重量をあげた時など胸がすくような気持ちだった 世界最高ランクの筋力を誇るストロンゲストマンが巨大な石球を待つ姿が好きだ 力をいれる際には歯を食いしばるのが当たり前といわれる中、ストロンゲストマンが雄叫びを上げながらトラックを引く姿には感動すら覚える 現実にはありえないほど鍛え上げられた筋肉隆々のキャラがでるアメコミや奇怪なほど書きこまれた筋肉を描写するマンガが好きだ とてつもない豪腕から繰り出される一撃で敵が吹っ飛ばされるのは最高だ 限界まで筋肉を収縮してそれ以上持ち上げられなくなるのが好きだ 筋肉を酷使して、焼け付くような痛みを覚えた時など絶頂すら覚える 何年も何年も思考錯誤を繰り返し鍛練を続けるのが好きだ とてつもない労力の果てに作り上げられた筋肉を筋肉太りの一言で片付けられるのはとてもとても悲しいものだ 10回の予定だった回数がトレーニングパートナーのカウントで13回もウェイトを持ち上げ,自らの限界に挑戦するのが好きだ 体育会系の訳の分からない理由でどういう効果があるのかわからないトレーニングを盲目的にやらされるのは屈辱の極みだ 諸君。私は筋肉を、鬼のような筋肉を望んでいる 諸君。私に付き従う筋繊維達よ 君達は一体何を望んでいる? 更なる筋肥大を望むか? 情け容赦のない鍛練を排した自愛に満ちた筋肉を望むか? 収縮伸張の限りを尽くした三千世界のあらゆる鍛練を行う オーバーワークの筋肉を望むか? 筋肉(ムスケル)!! 筋肉(ムスケル)!! 筋肉(ムスケル)!! よろしい、ならば筋肉だ 我々は渾身の力をこめて、今まさに振り下ろさんとする握り拳だ だが、この暗い闇の底で幾年月もの間堪え続けてきた我々にただの筋肉ではもはや足りない!! 桃色筋肉を!! 高密度の桃色筋肉を!! 我らはわずかに一個人を構成するだけの筋繊維にすぎない だが、諸君は一騎当千の太さを持つ筋繊維だと私は信仰している ならば、我らは諸君と私で1000の軍集団となる 我々を忘却のかなたへと追いやり眠りこけている筋肉アレルギーの連中を叩き起こそう 髪の毛を掴んで引きずり降ろし、瞼を開けさせ思い出させよう 連中にパンプアップの味を思い出させてやる 連中に我々のポージングを思い出させてやる 天と地のはざまには奴らのスポーツ学では思いもよらない事がある事を思い出させてやる 一騎当千の筋繊維の戦闘集団で 世界を握りつぶしてやる 「最後の大隊大隊指揮官より全空中艦隊へ」 目標日本本土 無駄な筋肉は邪魔だとぬかす連中の上空!! 第二次ムスケルカータァ作戦 状況を開始せよ 征くぞ 諸君 |