◇児童福祉法違反や児童買春禁止法違反容疑で

 18歳未満と知りながら女子中学生を風俗店で働かせたなどとして、愛知県警名東署は31日、名古屋市中村区豊幡町、風俗店経営、山本達磨容疑者(42)と客の男ら計3人を児童福祉法違反や児童買春禁止法違反(児童買春)などの疑いで逮捕したと発表した。

 他に逮捕されたのは、東京都足立区、会社員、中山貴公(34)と長崎県大村市、アルバイト、山田大樹(33)の両容疑者。

 逮捕容疑は昨年12月27日、山本容疑者が経営する無店舗型の性風俗店「尼デウス」で、当時13歳で中学1年だった少女を働かせ、名古屋市中区のホテルで客の中山容疑者にみだらな行為をさせたとしている。山田容疑者は今年2月26日、名古屋市東区の集合住宅で、少女にみだらな行為をしたとされる。

 山本容疑者は容疑を認め、中山、山田両容疑者は容疑を否認しているという。

 同署によると、少女は昨年12月に名古屋市内で声を掛けられて店で働き始め、今年3月まで山田容疑者の部屋などに寝泊まりさせられていた。少女は「15人以上の相手をさせられた」と話し、山田容疑者の部屋には別の少女(15)も同居していたという。「尼デウス」では髪をそった女性が接客していた。【野村阿悠子】