あいさつできる自慢の娘!ただ、発達障害の凸凹ゆえに母を悩ませる一面も…
2016/09/28 更新
広汎性発達障害の娘は、挨拶が大好き!見知らぬ人にもどんどん挨拶します。ただ、時と場合を考えるということは理解できません…。
SAKURA
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娘はとにかく「あいさつ」が大好き!
広汎性発達障害の娘は、3歳になるまでほとんどしゃべりませんでした。
でも4歳ころになって少しずつしゃべりだすようになると、「あいさつ」が大好きになりました。
あいさつするよう教えてきたわけではなかったのですが、ほめられるのが嬉しかったのか、どこでも誰にでもあいさつする子になりました。
でも4歳ころになって少しずつしゃべりだすようになると、「あいさつ」が大好きになりました。
あいさつするよう教えてきたわけではなかったのですが、ほめられるのが嬉しかったのか、どこでも誰にでもあいさつする子になりました。
あいさつが大好きすぎて、スーパーで「あいさつ回り」をする娘。でも母の心境は複雑で…
そんな娘は、私と買い物に行くと必ず、
「みんなにあいさつしてきていい?」と聞いてきます。
あいさつするのはいいこと…私は娘に「ダメ」なんて言えませんでした。
すると娘は嬉しそうにスーパーを周り、一人ひとりにあいさつしていきます。
もちろんみんながあいさつを返してくれるわけはなく…
無視されたり、笑われたり…
そんな状況を私は、何とも言えない気持ちで見守ります。
「みんなにあいさつしてきていい?」と聞いてきます。
あいさつするのはいいこと…私は娘に「ダメ」なんて言えませんでした。
すると娘は嬉しそうにスーパーを周り、一人ひとりにあいさつしていきます。
もちろんみんながあいさつを返してくれるわけはなく…
無視されたり、笑われたり…
そんな状況を私は、何とも言えない気持ちで見守ります。
それでもスーパーでのあいさつ周りを終えた娘は、とても満足そう。
これはどこまで許していいのか…
やめさせるべきなのだろうか…
娘の満足そうな顔を見ると、無理に止めるのもかわいそうに思うようになりました。
これはどこまで許していいのか…
やめさせるべきなのだろうか…
娘の満足そうな顔を見ると、無理に止めるのもかわいそうに思うようになりました。
あいさつを返してもらえないと怒りだす…どうすればいい!?
最初はあいさつがきちんとできる娘が誇らしかった私ですが…
娘はあいさつをしても返事をしない人に対して、それが通りすがりの知らない人でも、あいさつをしつこく繰り返したり怒ったりするようになりました。
「もういいよ!ストップ!」と娘のあいさつを止めようとするのですが、広汎性発達障害の娘は、相手の顔色を読むとか、状況を読むとか、そういったことが苦手なので、私がどうして止めようとするのか、意味が分からないようでした。
娘はあいさつをしても返事をしない人に対して、それが通りすがりの知らない人でも、あいさつをしつこく繰り返したり怒ったりするようになりました。
「もういいよ!ストップ!」と娘のあいさつを止めようとするのですが、広汎性発達障害の娘は、相手の顔色を読むとか、状況を読むとか、そういったことが苦手なので、私がどうして止めようとするのか、意味が分からないようでした。
娘に「相手の気持ちを察する」ことを覚えてもらおう
悩んだ私は、娘の言語訓練をしてくれている先生に相談することにしました。
先生には、
「あいさつをやめさせることはないけど、あいさつを返さない人への対応は教えてあげてください」
とアドバイスしてもらいました。
何度もしつこくあいさつをしたら、相手も不快に思うかもしれません。そのことを娘にも分かってもらうために、
「今は、あいさつしたくないのかもしれないよ?」
「忙しいのかもよ?」
などと声をかけて、娘に相手の気分や気持ちを推測させることにしました。
先生には、
「あいさつをやめさせることはないけど、あいさつを返さない人への対応は教えてあげてください」
とアドバイスしてもらいました。
何度もしつこくあいさつをしたら、相手も不快に思うかもしれません。そのことを娘にも分かってもらうために、
「今は、あいさつしたくないのかもしれないよ?」
「忙しいのかもよ?」
などと声をかけて、娘に相手の気分や気持ちを推測させることにしました。
忘れたくない!あいさつできるのは、「いいこと」。
私は、きちんとあいさつができる娘を誇りに思っていますし、止めさせたいとは思っていません。
ただ、適切な状況でそれができるようになってほしいと思っています。
気を付けないといけないのは、あいさつできるのはいいことということ。
娘が、「あいさつするのはいけないこと?」と誤解しないように接していきたいと思います。
ただ、適切な状況でそれができるようになってほしいと思っています。
気を付けないといけないのは、あいさつできるのはいいことということ。
娘が、「あいさつするのはいけないこと?」と誤解しないように接していきたいと思います。
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わたしが小学5年生のときに(今からおよそ20数年前)、転校してきた女の子が適度な距離をつかむことができなくて、わるい子じゃないけどみんなからはぶられていたのを思いだします。
その子はみんなと仲良くなりたくて、距離をつめていくんだけど・・・
私も初めて会った初日に後ろからだーれだ?って目を隠されて、誰なのかわからなくて対応に困って振り返るとその子で、どう返していいかわかなかかった、という出来事がありました。
明るくて、笑顔が素敵で、とってもかわいい子だったけど、みんなからは嫌われていた。
当時発達障害なんて認識もない時代でした。
距離感がわからない子が適度にまわりと距離を取って、その子の長所を生かせる生活が送れるといいですよね。
ちなみに、私もその後転校してしまったので、その子がその後どうなったのかはわかりません。
その子はみんなと仲良くなりたくて、距離をつめていくんだけど・・・
私も初めて会った初日に後ろからだーれだ?って目を隠されて、誰なのかわからなくて対応に困って振り返るとその子で、どう返していいかわかなかかった、という出来事がありました。
明るくて、笑顔が素敵で、とってもかわいい子だったけど、みんなからは嫌われていた。
当時発達障害なんて認識もない時代でした。
距離感がわからない子が適度にまわりと距離を取って、その子の長所を生かせる生活が送れるといいですよね。
ちなみに、私もその後転校してしまったので、その子がその後どうなったのかはわかりません。
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この記事を書いた人
SAKURA さんが書いた記事
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当時は発達障害の知識が全くなく、ちょっと育てにくい子と思うこともしばしばでした。
その息子は今、意外と成績優秀な営業マンです。初めて会う人に気負わず声をかけて、知り合いが知り合いを呼んで人脈が次々と広がる様は、社内で特殊才能といわれているそうです(笑)。
成長する過程で、親が知らない所で色々苦労したことをあとになって聞きました。契約はとれるけど、社に持ち帰ってからの事務処理がうまくできずに、叱られてばかりと、悩みはやっぱりつきませんが、やけを起こして辞めようとするのを引き留めてくれる先輩や上司に恵まれ、親元を離れて自活しています。
あと2年だけここで頑張る、2年経ったら辞めてやる。と宣言していますが、どうなることやら。