家族に介護が必要な人がいると、通勤して仕事をするという働き方が難しくなる場合があります。要介護度によって、やむを得ず仕事を辞めるという場合もでてきます。
それでも「働きたい」「お金が必要だ」というときは、どのような働き方があるのでしょうか。
自宅でできる仕事として、クラウドソーシングサービスが広まってきています。インターネットの環境があれば、自分の都合の良い自由な時間に仕事を行うことができます。仕事の種類は豊富でデザイン、プログラミングといった専門的な仕事から、アンケートモニター、文章の作成(ライティング)、データ入力などといった専門知識がなくても簡単に行える仕事まで、幅広い種類の仕事ができることが魅力のひとつです。
そんな中でも、パソコンやスマートフォンを持っていれば気軽にできる文章を作成する仕事について、介護と両立することの相性について全国の男女にアンケートを行い、どのような印象を持っているのか聞いてみました。
アンケートの結果、「向いている」という回答が一番多くなりました。
クラウドソーシングの特徴である「自宅でできる」ことや「空き時間にできる」ことが好意的にとらえられているようです。要介護度が高くなるほど働く時間を確保することは難しくなるので、仕事で拘束されにくい点は歓迎されるのかもしれません。報酬に対する苦言があることから、自分の処理能力や向いている仕事内容を把握して、効率的に取り組むことが必要なようですね。
アンケートの結果、2番目に多いのは「どちらでもない」、3番目が「向いていない」でした。
介護の状況に個人差があることから、判断しにくいと考えた人が多いようです。仕事中に介護の対応が必要になると、仕事を終わらなかったり質が落ちたりしないかといった心配はありそうですね。仕事があるとは限らない点は、クラウドソーシングが発展途上のしくみであることをうかがわせます。
アンケート結果を見ると、介護の状況によって差が出るものの、クラウドソーシングサービスは介護しながらの仕事として向いていると考えている人が多いことがわかりました。自宅でできて、仕事をする時間を自分で選べる点が好印象のようです。
一方、クラウドソーシングサービスは安定して仕事ができるといった点では、まだまだ不安な部分もあるようでした。
両立して働きたいという方には前向きなサービスではないかと感じます。介護をしていて外部のサポートを必要とする場合もお金は必要です。まずはクラウドソーシングサービスとはどのようなものか、どのくらいお金が稼げるか調べてみましょう。