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カルガモ親子、今年も社中に

親カルガモの後を追うように階段を下りるカルガモの赤ちゃんたち=福井市社中で

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 福井市社中学校の中庭に、今年もカルガモの親子が現れた。二十九日に生徒や職員らが見つけ、優しく見守っている。

 施設技師の羽柴秀夫さん(66)によると、七、八年前から毎年やってくるという。今年はひなは十一羽で、巣のある茂みから池に行くため親鳥の後を懸命に歩いていた。休み時間にひなを見かけた一年、浅妻葵衣(あおい)さん(12)は「小さくてかわいい。元気に育ってほしい」と喜んだ。

 今年は羽柴さんが池に入るための階段を木の板で手作りし、カラスよけのテープも中庭に張った。

 「うまく階段を上ってくれるといい。皆で静かに見守りたい」と話した。

 (片岡典子)

 

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