日本配備レーダー活用=北朝鮮ICBM迎撃-米
2017年06月01日 07:58 発信地:日本
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【6月1日 時事通信社】米国防総省ミサイル防衛局のシリング局長は31日、北朝鮮が米本土を狙って大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射した場合、日本に配備したレーダーを活用して迎撃することになると述べた。電話を通じた記者会見で語った。
米軍は30日、ICBMを想定した初の迎撃実験に成功した。西太平洋のマーシャル諸島にある実験場から標的を発射し、北太平洋の米領ウェーク島に設置した早期警戒レーダー「TPY2」などで捕捉。米西部カリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地から発射したミサイルで撃ち落とした。
シリング局長は「北朝鮮から(ICBMが)発射されたなら、捕捉には日本のレーダーを使う」と説明。「実戦シナリオでは、日本にあるTPY2が重要な役割を担う」と強調した。米軍は日本で、青森県つがる市と京都府京丹後市にTPY2を配備している。(c)時事通信社
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