陸マイラー激震のJALマイル交換キャンペーンが、ポイントサイト・モッピーにて6月1日から開催となりました。まさに衝撃といえるその内容を、今回は詳しくご紹介します。
定説 JALよりANAの方がマイルは貯まりやすい
ふだんはどちらかというとANAの話題が多い当ブログですが、その理由は、単純にJALよりもANAの方がずっと貯めやすいからです。そのことは、大量JALマイルの貯め方をまとめた記事でも再三繰り返しています。
なぜJALよりもANAのほうが貯めやすいのか? それはひとえに、ソラチカルートによって、0.9倍という圧倒的な高レートでポイントをANAマイル化することができるおかげです。JALの場合は、ドットマネーを利用した通常の交換レートだと0.52倍。期間限定キャンペーンのdポイントルートを使うことで、ようやく0.625倍に達するのが最高レートでした。
24万JALマイルの貯め方を実践中です
今までの最高レートである0.625倍のdポイントルートを使うと、理論上、年間で最高24万JALマイルを貯めることが可能です。わたしはこれを実際に利用して、24万JALマイルを貯めている真っ最中です。
▲dポイントルートでは、毎月2万JALマイルずつ加算される
▲現在の保有JALマイルは約20万マイルです
手前味噌ですが、dポイントルートを実践してJALマイルをここまで貯めているブロガーは、他にほぼいないのではないかと思っています(おいででしたらぜひご一報を)。現時点の保有JALマイレージは約20万マイルで、このまま使わなければ、年内に30万マイル程度までは貯められるのではないかと考えています。
過去最高のレート0.8倍でJALマイル化可能
さて、ではdポイントルートと比べて、今回のMoppyのキャンペーンは何がすごいのでしょうか? ひとことで言えば、JALマイルへの交換レートが0.8倍になります。これは、現在のポイントサイト経由のレートとしてはダントツの最高値です。比較してみます。仮に、元手となるポイント原資を10万ポイント保有しているとします。これを各ルートでマイル化した場合、
- ソラチカルート(0.9倍)→90,000ANAマイル
- モッピールート(0.8倍)→80,000JALマイル
- dポイントルート(0.625倍)→62,500JALマイル
- ちょびリッチルート(0.6倍)→60,000JALマイル
- ドットマネールート(0.52倍)→52,000JALマイル
さすがに0.9倍を誇るソラチカルートのANAマイルには及びませんが、モッピー・ルートが今までになく肉薄しています。実はいま、ちょびリッチでもJALマイルへの交換レートアップを実施中ですが、そちらのキャンペーンでは0.6倍となっています。
いくらANAマイルの方が貯めやすいとは言っても、人によっては、ANAよりもJALの方を利用したいという方もいらっしゃるでしょう。両社の就航地・運行ルートも同一ではありませんからね。しかしこれまでは、ANAとJALではあまりにもマイル交換レートの差が大きくて、現実味がありませんでした。モッピールートの0.8倍というレートは、その状況を大きく変え得るものです。
では、ここからはキャンペーンの具体的な内容を見てみましょう。
JALのマイル交換 ドリームキャンペーン概要
- 期間 2017年6月1日(木)〜8月31日(木)
- 期間中、通常3P=1JALマイルから、2P=1JALマイルへと交換レートアップ
- かつ、12,000ポイントを交換した場合は、
4,500Pの特別ボーナス(スカイサマーボーナス)を付与 - キャンペーン期間中は、以下4種類の単位でJALマイルへ交換できる。
1,000P ⇒ 500マイル
3,000P ⇒ 1,500マイル
6,000P ⇒ 3,000マイル
12,000P ⇒ 6,000マイル【4,500Pスカイサマーボーナス】
*スカイサマーボーナスについて
付与時期は、12,000P交換承認後、一週間程度を予定。※土日祝日は除く
スカイサマーボーナスは期間中、12,000P交換された方は何度でも受け取ることが可能。
鍵となるのは、12,000モッピーポイントを交換した際に付与される、4,500ポイントのスカイサマーボーナスです。12,000ポイントを交換すると6,000JALマイルになりますが、4,500ポイントが一週間程度で戻ってくるため、実質的には12,000-4,500=7,500モッピーポイントで、6,000JALマイルが手に入ります。結果、
6,000÷7,500=0.8
0.8倍という高レートとなります。つまりこのレートを実現するためには、12,000ポイントの交換が必要です。この企画のさらにすごい点は、上限制限はなく、何度でも利用できる、ということでしょう。
理論上、3ヶ月で54万JALマイルを獲得可能
Moppyでは、一日(24時間)ごとにポイントの交換が可能です。毎日12,000PT=6,000JALマイルを交換すると、一月で6,000×30=18万JALマイル。つまり、
6,000×30日×3ヶ月=540,000JALマイル
キャンペーン期間の3ヶ月で、54万JALマイルも貯められる計算になります。とんでもないですね。まぁもちろんこれは机上の理論といいますか、とても現実味がない話ですが(笑)、一応可能ですよ、ということで。
ひとつありがたいのは、3ヶ月間と長期にわたって開催されていることで、今からMoppyでポイントを貯めても、交換に間に合う可能性が高いということですね。最悪、3ヶ月に間に合わなかったとしても、ソラチカルートでANAマイルにまわせば通常通り12,000×0.9=10,800ANAマイルになりますから、損することはありません。
JALマイルのお得な使い道
何度か記事にしていますが、JALマイルの使い道として一番夢があるのはエミレーツ航空のファーストクラス・ビジネスクラスを発券することだと思います。
しかも、2017年11月にエミレーツが新たなファーストクラス・シートを導入することが発表されたばかりです。今後の夢が広がりますよね。
SFC修行とJGC修行
ANA陸マイラーにとって、ただ単に特典航空券をとる以外の使い道が、ANAマイルにはあります。ANA専用電子マネーであるSkyコインに交換することで、ANAの上級会員SFCの費用をカバーできるのですね(1Skyコインは、1円として利用可能)。
ANAカードを保有している場合、1ANAマイルは最高1.6倍でSkyコインに交換できます。これを充てて有償航空券を買うことで、平均50万円以上かかるといわれるANA上級会員プラチナ資格の取得費用を、ほぼ無料にすることさえできるわけです。
1×0.9×1.6=1.44
ここでは計算の詳しい説明は省きますが、1円相当のポイントを1.44円で使うことができ、お得感があったのです。わたしはこれも実践して、2016年にほぼ0円でSFCを取得しました。より詳しくはこちらの記事をご覧ください。
さて、Skyコインとほぼ同じ役割を果たすJAL専用電子マネーが、eJALポイントです。ANA Skyコインとの違いは、1JALマイル=1.5eJALポイントと、交換倍率が1.5倍である点です。これまでは、JALマイルをeJALポイントへ交換した場合、
1×0.625×1.5=0.9375
最高レートのdポイントルートでも、1円が0.9円台となり、もともとの価値を下回っていました。つまり、マイル化せずに現金として使った方がお得だったんです。しかし、今回のモッピー・キャンペーンで得たJALマイルをeJALポイントに交換すると、
1×0.8×1.5=1.2
元は1円のポイントの価値が、1.2円にまで上昇します。これならeJALポイントに変えて、JALの上級会員JGCを目指すために使っても、損をすることはありません。この点でも、今回のモッピー・キャンペーンが非常に大きなインパクトをもたらすように感じます。青組修行が大ブームですが、赤の人も増えるかもしれませんね。
交換ルートの単純化
さらなるメリットを。身をもって体験しているのではっきり言いますが、dポイントルートは、けっこう面倒くさいです(笑)。まぁいったん回り始めてしまえば、ソラチカルートと大差はないのですが。ドコモの携帯を利用していない方は、別途dアカウントを作らなければなりませんし、dポイント・キャンペーンまでに、ポイントを貯めておく必要があります。
それとくらべると、モッピーで貯めたポイントを単純にJALへ交換するだけでよいというのは、実にシンプル、単純明快です。ソラチカルートでは必須のドットマネーも不要なわけですからね。
まとめ
dポイントルートでJALマイルを貯めてきた身としては、正直「ちょっと、やるならもっと早くやってよ~」と言いたくなった今回のキャンペーン(笑)。2017年の陸マイラー界では、今のところトップニュースと言ってよいかと思います。
同時期にちょびリッチでもJALマイルへの交換レートアップが行なわれている点も興味深いですね。これまで、大量マイルを貯めるといえばほぼANAマイルを貯めるのとイコールでしたが、この趨勢が変わってきているのかもしれません。
一ユーザーとしては、選択肢が増えるという意味で、非常に歓迎したい動きです。モッピーをはじめ、ぜひ今後もこのようなJALマイルへの施策を続けてもらうことを期待したいですね。まずはこの3ヶ月間にモッピーでJALマイルを貯めてみてはいかがでしょうか。
▼バナー経由でモッピーに登録いただくと、特別に初回交換後に500円相当のポイントがもらえます
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