【ニューデリー=田尾茂樹】アフガニスタンの首都カブール中心部で発生した自爆テロについて、同国内務省は31日、死者が少なくとも90人に増え、負傷者が400人以上に達したと明らかにした。

 アフガンの情報機関「国家治安局」は、アフガンの旧支配勢力タリバン強硬派で、パキスタンに拠点を置く「ハッカニ・ネットワーク」による犯行との見方を示した。ハッカニ派はパキスタン軍部とのつながりも指摘されてきた。ただし真偽は不明だ。タリバンは読売新聞の取材に、犯行への関与を否定している。

 アフガン内務省は、汚水処理車を装ったトラックのタンク内に爆発物が隠されていたと見ている。

 爆発が起きた場所付近の地面には、爆弾の強力な破壊力を示す巨大な穴ができた。