5月31日午後11時半すぎ、オーストラリアのメルボルンを離陸し、クアラルンプールに向かっていたマレーシア航空のMH128便が、メルボルンに引き返した。マレーシア航空が明らかにした。機内で「爆弾を持っている」と騒いだ乗客がいたためという。
同機は午後11時すぎにメルボルン空港を出発。マレーシア航空などによると、離陸からまもなく、乗客の男が電化製品のようなものを「爆弾だ」と抱えながらコックピットに入ろうとして暴れたという。男は複数の乗客らに取り押さえられた。
マレーシア紙スターは、男はスリランカ人で酒に酔っており、持っていたのは大容量バッテリーだったと報じている。
マレーシア航空は1日、「ハイジャックではなかったことを強調したい。マレーシア航空は乗客の安全と安心を何より優先している」とのコメントを発表した。
豪州警察によると、事件を起こしたのは、メルボルン郊外に住む25歳の男。幹部が記者会見し、「精神疾患の過去がある」と述べた。持っていたものは「すぐに爆破装置でないとわかるもの」と説明した。(シンガポール=守真弓、シドニー=小暮哲夫)
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朝日新聞国際報道部