---------------------------

----H----051------------
----i---------------------
----y-----------------------
----o-k-k-o---------------
---------------------------

---------------------------------------------------------------

（優子）私ね…。
田舎さ　帰ることにする。
（みね子）＜お父さん…。優子さんが秋田に帰ることになりました。もう二度と会えないのかもしれない。そう思うととても　つらかったです＞
♪「Ｐｏｎ　ｐｏｎ　ｐｏｎ…」
♪「愛の言葉をリル」
♪「シャイなハートがドキドキ」
♪「あの日観てた“サウンド・オブ・ミュージック”」
♪「瞼閉じれば蘇る」
♪「幼い頃の大事な　宝物だけは」
♪「ずっと　この胸に抱きしめて来たのさ…　Ａｈ　ａｈ」
♪「夜の酒場で　Ｌｏｎｅｌｙ」
♪「あの娘　今頃どうしてる？」
♪「さなぎは今、　蝶になって」
♪「きっと誰かの腕の中」
♪「肩寄せ合い　声合わせて」
♪「希望に燃える　恋の歌」
♪～
（優子）お母…。
♪～
私　最終日まで　いられねぇ。
（幸子）どうしたの？
あのね　港の近くに魚の加工工場があってねそこで働けるようになったんだって。
（豊子）いがったですね。うん。
（澄子）帰っちまうのがよ？　いづ？
１９日にね　お母　迎えに来るって。
お世話さ　なった方に挨拶したいからって。
そっか。
最終日の前には帰っちまうんですよね。
うん…。
あぁ…。
でも　私の夢は　幸子の結婚式さ出るってことだったんだけんどな。
えっ！？そんなのあるがどうがも分がらないし結婚したって　お金ないがらやらないよ。
（笑い声）
何かさぁ　何か　悪いごどしたい。
（一同）えっ？悪いこと？
うん　したい。
（澄子）泥棒どがですか？えっ？
そういう悪いごどじゃないよ。不良なごど。
（豊子）不良って　何するんですか？（幸子）う～ん…。
♪～
（愛子）ちょっと！どこ行くの？　あんたたち。
（幸子）門限までには戻ります！
あ～　でも鍵は　かげないで下さいね！
えっ？　ちょっと　それって門限破る気満々じゃないの！こら！
あっ！
♪～
（時子）青春映画みたいだっぺ！
♪～
＜お父さん…。笑ってるけど　泣きそうです。泣きそうだけど楽しくて　しかたないです＞
みね子たちが向かったのは向島から近い　浅草の街。
かなりの大冒険だったと思われますがどんなことがあったんでしょうねぇ…。
もう　どこ行ったんだろうこんな時間まで。
…と言ってもまだ　９時過ぎなんですね。
「こんな時間まで」という感覚も今とは少し違いますね。
疲れたけど　楽しかったね。ね～！
（時子のせきばらい）
「お嬢様方ダンスホールへ　ご一緒しませんか？」。
（澄子）出た　気障男！
「これ　僕の愛車のポール」。
（笑い声）豊子がさ　豊子がさ…。
（豊子のまねで）「あなたとダンスするつもりはございません。失敬」。失敬。
おがしくねえですよ！（笑い声）
♪～
たくさん走ったからおながすいたね。
んだねえ。
せっかく　夜の街さ　行っだのに結局　工場近ぐの屋台がぁ。
私たちらしいんでないの？んだねえ。
そっか。んだね。
おめ　お金　大丈夫か？
みんなの就職祝いだぁ。うん！
よし　行ごう！
（幸子）おじさん　ラーメン６つね！はいよ！
♪～
あぁ　歌いだいなぁ。
歌いますか？　先輩。
ううん　そうじゃなくてみんなでさ　コーラスしたいなぁ。
そうですねぇ。
ここんとこ　それどころじゃなくてコーラス　お休みでしたもんね。
うん。
やりましょうよ！
優子さんが　いるうちに１回　歌いましょうよ！
あっ　歌いたいね！ね！
そうだね　やるが？
辞めでった子も誘ってさみんなで　乙女寮最後のコーラス。
んだねえ！やろう　やろう！
（時子）だったら　休みの日がいいでしょ。
（雄大）あっ　優子ちゃん。お仕事中　すみません。
あっ　いや　いいけど…。どうしたの？
あっ　帰るんだってね　田舎に。その話は　いいんです。
そう…。
何か　怒ってる？
はい。
どうしても　ひと言言っておきたいことがあって。
あ…。
＜お父さん。後で知ったことですが優子さんは　こんな謎の行動を一人で　とっていました。そして優子さんの帰る日が来てしまいました＞
皆さん優子が　お世話さ　なりました。
♪～
たくさん聞いてますよ皆さんのこどは。
仲よくして下すってぇ。
優子。ん？
今日まで　ありがとう。
いぐ　けっぱってくれたが。ありがとさん。
お母…。
偉がったねぇ。
♪～
どうぞ　こちらへ。
すいません。
みんな　元気？
（歓声）
♪～
こんにちは。（幸子）みんな　集まってるね。
愛子さん　そして　和夫さん。
そして　乙女寮…。
今日まで本当に　お世話になりました。
（一同）私たちは　ここでの日々を絶対に忘れません。ありがとうございました！
感謝の気持ちを込めてみんなで歌います。
雄大先生　お願いします。
♪～（アコーディオン）
♪～
　回想　（松下）ご安全に～。（一同）ご安全に～。
（ブザー）４番！
すみません！
大丈夫　大丈夫！　さっ　頑張ろう！
（幸子）時間かがってもいい。遅れて構わない。その遅れは仲間たちが取り戻す。だがら　仲間ば信じて。
やったね！　みね子！
♪「小さな光が」
♪「ささやかな幸せを　うたってる」
♪～
（拍手）
＜お父さん…。私はこの曲を　みんなで歌ったこと絶対　死ぬまで忘れないだろうなって思いました＞
（雄大）あの！
♪～
＜お父さん…。これだけでは終わりませんでした＞