2017年5月31日23時10分
「餃子(ギョーザ)の王将」の割引券を偽造、販売したなどとして、京都府警は5月31日、兵庫県西脇市野村町、カメラマン梶本行英(ゆきひで)容疑者(44)を、詐欺と有価証券偽造・同行使の疑いで逮捕し、発表した。「小遣い稼ぎのためにやった」と容疑を認めているという。
山科署によると、梶本容疑者は3月8~9日、勤務先の写真店のパソコンやスキャナーで割引券を偽造。インターネット上のフリーマーケットサービスに、割引券2枚(計2千円分)を正規の券と偽って出品し、購入した「餃子の王将」を展開する王将フードサービスの渡辺直人社長(61)から代金1877円をだまし取った疑いがある。
割引券は、一定期間内に2万円以上の食事をすることで入会できる「ぎょうざ倶楽部」の会員向け特典で、誕生月に使える。大阪府内の店舗で偽造券が使われたため、同社側がネット上に出品されていた「割引券」を正規のものか確認するために購入。偽造券の可能性があったことから署に届け出た。
署は梶本容疑者の勤務先から偽造割引券とみられる35枚を押収。今年2月~3月には梶本容疑者が割引券計116枚を出品しており、偽造券かどうか裏付け捜査を進める。
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朝日新聞社会部