井上秀樹、山本亮介
2017年5月31日23時28分
わかりにくい国会の質疑を声に出して読んでみよう――。「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ組織的犯罪処罰法改正案についての国会議員と大臣、首相らのやりとりを音読する活動に石川県の女性らが取り組んでいる。「声に出すと何が問題なのか理解が深まる」と、同様の活動が全国各地で催され始めた。
5月15日、石川県津幡町の住宅。主婦ら5人が2月23日にあった衆院予算委員会の分科会での金田勝年法相と、民進の山尾志桜里氏のやりとりを役を割り振って音読した。「共謀」をどう認定するのかが焦点だった。
山尾氏役「メールを閲覧しただけでは合意にならないとおっしゃった。その次の答弁では、メールを閲覧しただけで合意になるかは、それも含めて検討中だとおっしゃった。どちらが正しいですか」
金田法相役「それも含めて、えー、検討中と申し上げているつもりです」
参加者から苦笑いとため息が漏…
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