7億円金塊盗難 逮捕の容疑者「取引情報は友人から」

7億円金塊盗難 逮捕の容疑者「取引情報は友人から」
福岡市の博多駅前でおよそ7億5000万円分の金塊が盗まれた事件で29日、新たに逮捕された男2人のうち1人が「金塊の取引に関する情報は友人から聞いた」と話していることが、接見した弁護士への取材でわかりました。警察は、男らのグループが情報を入手したいきさつをさらに調べています。
去年7月、博多駅前で貴金属取引会社の男性らが運んでいたおよそ7億5000万円分の金塊を盗まれた事件では、すでに逮捕されていた8人に加え、29日、愛知県に住む自称、会社員、野口直樹容疑者(43)と自称、自営業、中垣龍一郎容疑者(40)の2人が盗みの疑いで新たに逮捕され、31日、検察庁に身柄を送られました。

捜査関係者によりますと、これまでの調べで、中垣容疑者が金塊の取引の情報を事前に入手し、野口容疑者の弟の和樹容疑者(42)らに伝えていたと見られるということです。

また、接見した弁護士によりますと、中垣容疑者は「金塊の取引に関する情報は友人から聞いた」と話しているということです。

警察は、男らのグループが情報を入手したいきさつをさらに調べるとともに、ほかにも事件に関与した人物がいないか引き続き捜査を進めています。