自分で道路に標識を投影する新発想。
夜間に自転車のライトをつけるのは常識ですが、市販の自転車用ライトっていまいち頼りない部分があるのも事実ですよね。薄暗かったり、どこを照らしているのかわかりにくかったり……。もっと夜道で認識してもらえるライトがほしいんだけどなかなか良いのが見つからない、という自転車乗りの方に朗報ですよ。自転車マークを路上にレーザー照射しつつ、LEDで夜道を照らしてくれる自転車用ライト『Laserlight』なんてアイテムが発売されているんです。イギリスのBLAZEが開発した本製品、公式サイトでのお値段は125ポンド(約1万8000円)。カラーはシルバーとブラックの2色となっています。
夜の道路に浮かび上がる自転車マーク
『Laserlight』は、スイッチを入れると約6メーター先の路面にグリーンの自転車マークが浮かび上がる仕組み。これが進行方向の先を照らすLEDライトと自転車との間の「死角」に明るく投影され、自分の存在を周囲に知らせてくれるんです。見通しの悪い曲がり角などで、この自転車のマークを見たら、自動車や歩行者に気付いてもらえそうですよね。
通常のLEDライトとしてもしっかり大活躍
インパクトのあるレーザー照射はさておき、通常の自転車ライトとしての性能も十分です。300ルーメンのLEDライトを搭載し、常時点灯や点滅、明るさの2段階調整などが可能。このLEDライトと自転車マークのレーザー照射は、それぞれ個別にオン/オフ切り替えができます。
満充電なら13時間利用可能。便利なUSB充電タイプ
充電はUSBケーブル経由で。満充電までは4時間かかりますが、1時間で50%まで一気に充電できるんだそう。満充電状態なら13時間利用でき、バッテリー残量はインジケーターで確認可能です。本体は防水設計で、高級感ある航空機グレードのアルミ製。24〜32mmのハンドルバーに設置可能とされています。
自転車に乗っている際にライトの死角を減らしてくれそうな本製品。相手が必ず気づいてくれるかどうかはともかく、夜道でかなり主張してくれそうです。
文/塚本直樹