当ブログではタイトルの付け方に関して、前回、具体的な手法をお伝えしました。
上記の記事を端的に説明すると「誰に何を届けるのかをタイトルに集約させる」といった内容になります。読まれるタイトルを付けたければ、届けたいターゲットのことを深く考えないといけません。ただし、そうした解説を受けて多くの人は、このように感じてしまったはずです。
- タイトルにそんな時間をかけれない
- なるべく時間をかけずにタイトルを付けたい
- もっと楽して読まれるタイトルを付けたい
ですよね。
そこで私は、今回そうしたニーズに応えるべく、誰でも簡単に真似できるタイトル付けにおける「黄金の型」をセレクトしてあなたにお伝えすることにしました。考えるのが面倒なタイトルも「型」さえ知ってしまえば、一瞬で秀逸なタイトルを作成できます。あまり教えたくありませんでしたが、一挙大公開します。
以下、大きく分けて11種類の切り口から、キーワードをチョイスしました。場面によって使い分けてください。いずれも、私が結果を出してきたゴールデンキーワードになります。ぜひ、参考にしてみてください。
必要性
Needs:読み手に読む必要を迫らせる
〜の人なら知っておくべき
知っていて当たり前、知っていなければ恥ずかしい。そうした人間のプライドにうまくつけこむことができるタイトル構文。自分の専門知識を業界人にひけらかす際にも使える。
人間は得したいより損したくない感情のほうが強く出る。「知らないと損する」を使えば、「この記事を読まないと、損を被ってしまう」と感じさせることができる。つまり読み手に対して有無をいわさずクリックさせることができる魔法の言葉。「損する」を前面にうち出そう。
トレンド性
Trend:読み手は最新の情報が大好き
「多くの人が気にかけていますよ?」といったメッセージ性を投げかけることによって「自分も見なくては!」と焦らせることができる。特に日本人は大多数に属していないと不安に思う傾向が強いので、注目されているニュースに敏感だ。 あなたが少し流行を先取りしている際にガシガシ使って頂きたい。
時代の最先端の情報を提供しようとする姿勢は、他者より優位に立ちたいといイノベーター層を取り込むことができる。 また、情報は新しければ新しいほど価値があるので、価値を最大化したい場合にも使える。例えば、マラソン中継を見ていて、誰でも一番先頭を走っているランナーに興味がいくものだろう。それと同じ原理で「最先端」というフレーズは非常に興味を引くことに長けている。
実益性
Useful:読み手は役に立つ情報が好き
一番ベーシックに「役たつ」ことを訴求できるフレーズ。筆者もよく使っている。ターゲットの課題解決や成長をサポートできる記事が書けた際に有効だ。
こちらも、方法よりかは「気をつけるべき点」を示した際につけるべきフレーズ。ちなみに、成功のコツよりも、失敗しないコツやポイントを提示してあげるほうがCTR(クリック率)は高い。
ポイントと同じニュアンスだが、ルールまでいくと「業界人はだいたいそうしている」といった圧迫感を演出することができる。また、「このルール通りにしないとイレギュラーなことになってしまうぞ」と、「損」を同時に演出出来るのが「ルール」だ。
即効性
Immediate:読み手はすぐに結果を出したい
具体的な数値をあげることで、読み手に即座に「これなら出来そう」と思わせることが可能。ただし、 達成までに至った現実的な数値を入れないと誇大表現になるので注意が必要。
これも、すぐに結果がでそうと思わせることができる秀逸なキーワード。短期間で成果を出せることを、たった3文字で読み手に確信させることができる。
方法論を伝える際に有効な構文だ。何が有効かと言うと「この情報を見る”だけ”で不可能だったものが可能になる」というのを強く主張できる点にある。
人は、楽して生きたい生き物だ。タイトルに数値を入れる際のトッピングとしてつけると、楽して出来そうな”裏技感”が増す。 人は簡単にできるものに目がないので、このフレーズを使用することで「すぐに」結果が出るだろう。
簡易性
Easy:読み手は楽して結果を出したい
「この人が出来ているのだから私もできるはず」あなたは周りの人を見てこのように思ったことはないだろうか。方法を知るだけで、サルや自分以下の存在でも出来るようになることを知れば、あなたもすぐさま飛びつきたくなるだろう。簡単さをとにかく訴求することが出来るのが「〜でも出来る構文」だ。
(例)サルでも描けるまんが教室
緊急性
Emergency:読み手は差し迫ってることに弱い
ただならぬ焦燥感を読み手に与えたい際に有効なキーワード。 読み手の現状が間違っていることを前提として展開に持っていく際にも有効。
意識高いネットビジネスアカウントがよく使用しているワード。わかりやすいキャッチーなコピーとしては間違ってはない。(間違っている)
(例)限定5人のみ配信!圧倒的に成長へ導く7つのルール
知的好奇心
Curiosity:読み手は知的好奇心をみたしたい
好奇心をくすぐるフレーズとして最も有効だ。キャッチコピーの先頭にこのフレーズを用いることで読み手に「答えを知りたい」と思わせることができる。
(例)「なぜ、Xvideosをブックマークに?」 猪瀬直樹氏に聞いた
なぜやどうして構文に比べて好奇心をくすぐる点では少し弱いが、表題に興味がある人はクリックせざるを得ないタイトルにさせることができる。
エピソード
Story:読み手はストーリーを求めている
ブログとして一番使いたい構文「話」。その人にしか経験しなかった体験というのは、それだけ価値が生じる。個人的にはブロガーに一番使ってほしいタイトルだ。
書き手が「すごい人」になるまでにやってきたこと、というのはそれ自体が成功するための説明書となり、価値が生まれる。よくブロガーが〜PV達成するまでにやったこと、というのがこのタイトルの使用例としてイメージしやすい。
オファー系
Offer:読み手は「お得感」に惹きつけられる
これまでのタイトルキーワードでも十分にあなたは理解していると思うが、人間は出来るだけ「得したい」。ならば、もはや率直に「得する」とオファーすると良いだろう。
断定・誇張表現
断定:言い切れば、読み手は反論したがる
私が提供する情報が”一番”すぐている頂点だ!ということを暗にユーザーに知らしめることができる。もちろん内容が伴っていなければすかしっぺになってしまうので注意が必要。
まとめ系
まとめ:読み手は楽に情報取集したい
人げは順位をつけたい生き物であり、順位を知りたい生き物でもある。「1位を知りたい」といった疑問を起こすこともできる。
人は、比較することでしか何かを思考できない。読み手が何か購入の意思決定に迷っている際に比較を提示してあげることは特に「比較」は有効だ。
(例)「WEBライター」と「ライター」の違い
この記事の通り、有効性はかなり高い。
(例)ブロガー必見!劇的にシェアされるタイトル付けテクニック30選【保存版】
以上です。ちなみに(例)はベストセラーの本のタイトルから引用しました。出版社がOK出してるラインなので、誇大表現にはなっていないはずです。
最後に
「タイトルをつける際の型」を活用する”だけ”で、結果を出すことは十分に可能です。しかし、注意して頂きたいのは、「タイトルの中身のバランス」です。あれこれ言われないためには、絶妙なバランス感が大事なのです。目指すラインは、95%くらいの確率で狼を召喚できる狼少年です。
この記事を参考に、色々試行錯誤していただけると幸いです。
決して、狼少年にはならないでね。