超簡単。お気に入りの器が欠けた時の金継ぎのやり方。
- 2017年5月31日
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古民家暮らしを始めて早3年目の初夏。日々の暮らしにも ずいぶんと慣れ、有意義な日々を送っています。ここ最近は、畑や庭作業がいそがしく、なかなか住まいのリノベーションは進んでいませんが、今回は私の趣味のひとつの『うつわ』の話を少々。
全国的にゴールデンウィークになると至るところで『陶器市』が開催されています。ここ山口でも有名な萩焼の陶器市が行われ、今年も大いに賑わったようです。私もずいぶん、あちこちの陶器市や骨董市などに脚を運び、お気に入りの逸品を求め 出かけるのですが、そんなお気に入りのうつわに限ってなぜか、割ってしまったり、欠けさしてしまったりで悲しい思いを何度もしてきました。接着剤でくっつけてみたりもしましたが、元のようには戻りません。しかし、日本には昔からそのマイナス面を逆手に取って、よく見せる『金継ぎ』という文化があります。そこで今回はDIYでカンタンにできる『金継ぎ』をご紹介。
はじめに
※本件に掲載されている『金継ぎ』は本来の金継ぎとは違い、本漆・金粉を使用しません。今回の材料は食品用ではないため、メーカー等も推奨しておりません。また、食品用としては使用しないでくださいという表記のあるものもあるので、完全に自己責任の上、行ってください。また、筆者は事前にこのやり方で金継ぎを行った うつわを数年使用しておりますが、直接食品が当たる場所、口をつける場所には使用しないようにしています。また、火にかけたり、電子レンジや食器洗浄機等の使用しないようにしています。
金継ぎとは

では実際に金継ぎをやってみよう。
本来なら、本漆と金粉を使いますが、これらで行うと漆が乾くまで数ヶ月かかり、材料の入手も難しいので、今回は現在の材料を使って『簡易的な金継ぎ』を行ってみます。
材料
うつわ

合成うるし

真鍮粉

筆2本

エポキシパテ

カッター・やすり・耐水性の紙やすり

やり方
1.欠けた部分の洗浄と乾燥

2.さらに欠けそうな場所は先に取っておく

3.エポキシパテを欠けた部分に盛る

4.カタチを整える

5.乾かす

6.合成うるしを塗る

7.真鍮粉を上からかける

8.完成

まとめ
いかがでしたか、金継ぎという日本古来の技術。その頃から日本はモノを大切にする文化が養われていたんですね。『もったいない』の文化が蘇りつつある現在。このような文化がますます発展していくといいですね。
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