カブールで爆発 80人死亡 300人以上けが 日本人2人軽傷

カブールで爆発 80人死亡 300人以上けが 日本人2人軽傷
k10011001621_201705311658_201705311705.mp4
アフガニスタンの首都カブールにあるドイツ大使館の近くで、31日、大きな爆発があり、これまでに80人が死亡し、300人以上がけがをしました。近くにある日本大使館でも窓ガラスが割れて日本人2人が軽いけがをしました。
アフガニスタンのカブール中心部にあるドイツ大使館の近くで、31日午前8時半ごろ(日本時間の午後1時ごろ)、大きな爆発がありました。

アフガニスタン保健省によりますとこれまでに80人が死亡し、300人以上がけがをしたということです。

また、ドイツ大使館から100メートルほど離れた日本大使館によりますと、この爆発の衝撃で、大使館の窓ガラスが割れて中にいた大使館員など日本人2人が軽いけがをしたということです。2人は命に別状がなく、ほかの職員は大使館の中にとどまっていて無事だということです。

この爆発で現場周辺にあるインド大使館のほか、アフガニスタンの外務省や銀行など多くの建物で窓ガラスが割れるなどの被害が出たということです。

アフガニスタン内務省によりますと、大量の爆発物を積んだし尿をくみ取るバキュームカーが爆発したということで、現地からの映像では、建ち並ぶ建物の間から黒い煙が立ち上っているのが確認できます。

現場は各国の大使館やアフガニスタンの政府機関が集まっている地区でふだんから厳重な警備がしかれ、一般の人の立ち入りは厳しく制限されていますが、爆発が起きた当時は通勤の時間帯で車や人の通行が多かったということです。