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98.変則ドロップ
アウルムダンジョン地下四階、おれは腕組みして観戦モードに入っていた。
目の前で戦っているのはアリス、もっと言えばその仲間モンスターの三体。
スケルトンのホネホネは大腿骨のホネこん棒で敵を殴ってて、スライムのプルプルは跳ね回って体当たりをしかけてる、新しく加わったボンボンはレベルが上がって自爆じゃなくて光の玉で援護射撃をしていた。
圧倒的な火力じゃないけど、三対一でたこ殴りした結果敵モンスターを倒した。
ドロップ品は砂金一粒、トドメをさしたプルプルがそれを加えてアリスのところに戻ってくる。
受け取ったアリス、プルプルをぎゅっと抱きしめる。
「お疲れプルプル、ホネホネとボンボンもお疲れ」
「安定して戦えそうだな」
「うん!」
「ここで戦えるならシクロもいけるな。うん? そういえばレアモンスターのハイガッツスライムって超過ダメージはカウンターするけど、ボンボンが自爆したらどうなるんだろう」
「どうなるんだろ?」
首をかしげるアリス、興味津々な顔をしている。
「戻ったら試してみるか」
「うん!」
大きく頷き、仲間の三体をSDサイズに戻して、ドロップした砂金を見つめるアリス。
今ドロップしたものとあわせて、今日で5粒目だ。
おれがいた世界の砂金とちょっとちがって、こっちのモンスターがドロップした砂金は最初から純度の高い黄金だった、故に値段も高い。
彼女が手のひらに載せている分だけで1万ピロの価値がある。
「あたし、生まれて初めて稼いだお金かも」
「そういえばシクロにいた時もサポートばっかりだったな」
「ありがとうリョータ! リョータのおかげだよ」
「おれよりもそいつらをほめてやれ」
「そだね! ありがとうみんな!」
アリスが満面の笑顔でいうと、ホネホネら三体はボディランゲージで喜びを表した。
「ねえリョータ、なにかほしいものない?」
「ほしいモノ?」
「初めて稼いだお金、リョータになにかプレゼントしたいんだ」
「……その話はちょっと勘弁してほしい」
「どして?」
「歳をとった切なさを覚えちゃうから」
アリスの気持ちは嬉しいけど、今の話ってまんま「初任給でお父さんにプレゼント」に脳内変換されちゃったんだ。
気持ちは本当に嬉しい、けど切なくなっちゃう。
「気持ちでいいよ」
「気持ちか……」
アリスは少し考えてから、おもむろにおれに近づいて、つま先立ちでほっぺにキスをしてきた。
「アリス?」
「気持ち」
「いや、それはうーん」
「あたしリョータの事大好き」
「そうか」
ちょっと苦笑いした。
気持ち、アリスの気持ち。
こっちは悪い気はしなかった。
「迷惑だった?」
「いや? どっかのホモじゃないんだから嬉しいよ」
「そっか、ありがとね!」
何故かまたお礼を言われた。
ほっぺに残った温かい感触とさわやかな香り。
おれはほんのちょっとだけドキドキして、アリスと共に地上に戻ることにした。
「アウルムは全部で地下四階まで、ドロップは全階層砂金、このパターンだと多分レアも全階層金塊の鉱山ダンジョンだな」
「そうなの?」
「ダンジョンは表も裏もドロップに法則性があるみたいなんだ。アウルムはテルルよりもセレンに近い、レアドロップはアイテムじゃなくて産物の方のパターンだと思う」
「そっか」
「一応これで調査は打ち切っていいはずだ。そろそろシクロに戻らないとな」
「うん! あたしもエミリーのご飯とオフトゥンが恋しいよ。あたし、最近寝不足になっちゃってさ」
「お前の家だろうに」
「エミリーってすごいよね」
「それは同感だ」
三階建ての一軒家、2LDKの新築物件、2万ピロのボロアパート。
シクロにあるおれが借りてる三つの家は全て、エミリーが手入れしてて、ものすごく明るくて温かい家になってる。
おれだけインドールに来て慣れないのかと思いきや、この村出身のアリスも自分の家なのに寝不足になったという。
「つぎどっか行く時はエミリーと一緒じゃないとね」
「同感だ」
そんな事を言い合いながら来た道を戻る。
細長いダンジョンの道、二股に分かれたY字路。
アリスはその前に立って、両方を見比べる。
「右の方にモンスターいるね。モンスターハウスじゃなくて普通にいるだけっぽい。左はいないかな」
「じゃあ右行こう、帰り道もコツコツ稼いで行こうぜ」
「うん!」
そう言って、アリスと一緒に右の道に進もうとする。
が、分岐に一歩踏みこんだ瞬間足がとまった。
「リョータ? どうしたの?」
「こっち……」
「こっちって左の方? そっちには何もないよ?」
「……いや、いる」
「え?」
「こっちになんかいる」
Y字路の左、すぐにカーブになってその先が見えない分岐をじっと見つめる。
何故か知らないが、この先になにかがいると感じた。
「何があるのかちょっと見てくる」
「え? じゃああたしも」
「いいから、アリスは右に行ってな。みんなの、とくにボンボンのレベルをあげてやりな。黒い玉も打てるようになった方がいいだろ」
「そだね、じゃあまた後で」
「ああ、また」
アリスとわかれて、おれは左の方の道を進んだ。
ダンジョン生まれのアリスが感じた通りこっちにはモンスターがいなかった。
全くもって平和な道、ダンジョンの中とは思えない程モンスターと出会わなかった。
「気のせいだったのか……?」
自分が感じたものが間違いだったんじゃないかっていう気分になってくる。
それでも進んだ、何もないならないで、ない事をこの目で確認して帰ろうと思った。
やがて細い道を抜けて、少し開けた空間に出た。
それほど広くはない、車を何台かとめられるガレージ程度の空間だ。
そこに何もなかった、行き止まりだった。
「やっぱり何もなかったのか」
苦笑いするおれ。ダンジョンの事はダンジョン生まれのアリスの感覚の方が正しかったなと思った。
きびすを返して、引き返そうとする。
「――!」
瞬間、脳を通さない反射が体を動かした。地面を蹴って全力で横っ飛びした後、立っていた部分がなにかによってえぐられた。
空中で体をくるりと反転して着地、銃を抜いて構える。
しかしなにも見えない、何もないダンジョンの空間だけだ。
「……いや、いる」
ここに来た直後とは違って、おれにも感じられた。
立っていた場所に攻撃のあとがみえたからじゃない、純粋に「敵」の気配を感じるようになった。
弾倉からひとまず弾を全部抜いて、全部追尾弾を込めて連射する。
まっすぐ飛んで行ったはずの弾はいきなり180度反転してこっちに飛んで来た。!
目の前に迫る12発の追尾弾、上体をのけぞって躱す。
「GYAAAAA!」
直後、真後ろからモンスターの悲鳴があがった。
態勢を立て直しつつ後ろにトンで距離をとる。
十二発の弾が一箇所に集まって空中に浮いていた。
人間で言えば頭くらいのところに集まっていて、そのまわりの空間がゆがんだ。
透明だけど、完全に透明になりきれなくて微妙に見える状態になっている。
それは、悪魔の頭だった。地下一階のレアモンスター、あの悪魔とほぼ同じ見た目の、しかし透明になってるやつだった。
やっぱりいた。
テンションが少し上がった。当然だ、こいつで金塊一つ、数百万になる。
そいつはもう完全に透明にはなれなかった。うたれたことで、そして弾が頭の中に残ったことで完全な透明になれなかった。
そいつは手を振り下ろした、何も起こらない――違う!
ボンボン――この階の小悪魔の事を思い出してとっさに真横に飛んだ。
するとおれが立っていた地面が爆発した。
もう一回手を振り下ろされた、見えないなにかが飛んで来た、今度は地面をえぐっていった。
見えない飛び道具が少なくとも二種類ある。
そしてそれは――、
「自爆も出来るって事か!」
時間をかけてはいられない、早くケリをつけなきゃ。
透明の悪魔は更に腕を振り下ろす、真横に飛んで躱す――
「ぐふっ!」
腹にずしりと、ハンマーで叩かれたかのような衝撃が走った。
透明になりきれないそいつの口元がゆがんだのが見えた。
見えない飛び道具はおれが立っていた場所じゃなくて、おれがよける先を予想して撃ったんだ。
こいつ……。
ちょっとカチンときた。
してやられた事と、そいつが得意げな顔をしたのが腹立った。
銃をしまう。
腰を落とす、つま先でぐっと地面を掴んで、思いっきり蹴る。
速さSのフル稼働、全速でそいつの懐に潜り込んだ。
そいつの驚いた顔が見えた、同時に手を振り下ろしてきた。
その手を途中で掴む、さらに驚かれた。
もう片方の手を振り下ろしてくる、そっちも掴む。
はっきり見えないが、透明の悪魔の両手首を掴んでいる態勢になった。
「これでもううてないな。今度はこっちの番だ」
怒鳴りながら前蹴りを放つ。手応えあり、透明になりきれない頭が前のめりになった。多分からだがくの字になったんだろ。
更に蹴る、もっと蹴る、容赦なく連続で蹴る。
最後にケリを入れたまま掴んだ両腕を引っ張る。
ぐぐぐぐぐ……プチッ。
なにかがちぎれる音がして、透明の悪魔の顔がすっとんでいった。
おれの手は手首をつかんだまま、そしてそいつの肩の辺りが透明になりきれず少しだけ見える様になった。
腕が肩からちぎれたのだ。
同じ半透明になれない顔が驚愕と怒りに染まる。
そして、地団駄を踏む――。
「やらせるか!」
突進して、今度は喉笛を掴む。
そのまま壁に押しつけて、銃を抜いて口に突っ込んだ。
トリガーを連続で引く、ありったけの銃弾をゼロ距離でぶち込む。
銃弾は喉の奥を延髄ごと貫通して、頭の半分を吹っ飛ばした。
手を離す、ドサッ、って音がしてそいつが地面に倒れる。
一応銃口を向けて様子をみる――がそいつが二度と動く事はなかった。
ポン、という聞き慣れた音ともにそいつが消えた。
そして、ドロップ。
これでまた何百万ピロか、と思ったおれの前に。
何故か金塊じゃなく、下に続く階段が現われたのだった。
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