六本木「プロヴィナージュ」
欧州へ単身乗り込み、料理武者修行中の若き料理人G君が、次の遠征先へ行くまでの間に一時帰国したため、有志で集まろうという話になった。幹事役を買って出てくれた人がいて、今回私はそれに乗っかるだけでいい楽な役割だった(笑)。
集まった場所は六本木ヒルズ近くのフランス料理「プロヴィナージュ」、私はこの店「ワインバー」だと思い込んでいたのだが、行ってみて充分立派なフランス料理店だと知った、私が注目している料理人の一人、「ピアッティ・カステリーナ」の榎本料理長も以前この厨房にいたと聞く。
「プロヴィナージュ‘Provinage’」という言葉は知らなかったが、店のWEBページで説明があり、伝統的なブドウ樹の栽培法だそうだ、詳しくはこちらを、
http://www.provinage.com/concept
下町人間の私は夜の六本木を歩くと、すっかり「お上りさん」気分、思わず見とれてしまう様なモデル体型の外国人女性とすれ違うと、「非アジア系外人だ、都会だ」と感嘆してしまう(笑)。店は雑居ビルの2階にあって隠れ家的雰囲気、フリの客はまず来ないだろうと思う、19時の入店時には既にG君も来ていた。
料理はこの日のために料理長が特別なムニュを考えてくれた。

・平目の昆布〆

・鰆のミキュイ、薫製の香り

・白子のポワレ、甘長唐辛子、アボガドソース

・甘鯛のウロコ付ポワレ、蕪、シメジ

・ヴァンデ産仔鳩、胸肉とモモ肉のファルス、ブロッコリー

・キルシュをかけた苺のデセール

・斉藤料理長
この日集まったメンバーからして当然だが、話の内容が熱く煮詰まってしまい(笑)、料理名や食材の記憶が曖昧、もしかしたら間違っているかも知れません、またワインもソムリエでもあるオーナーが厳選してくれた「冷涼ワイン」だが、これも最後がアルザスのピノ・ノワールだった事位しか覚えていない(笑)、こういう場でメモを取り食事するのは無粋なので、料理&ワイン名を記したものを貰えると嬉しいと思うのは、記憶力が衰える一方の老ブロガーの戯言か(笑)。
料理はとても良かった、現在の斉藤料理長は渋谷「ラ・ブランシュ」出身、その後渡仏しブルゴーニュの一つ星‘BENATON’で働き、帰国後は銀座の「ラール・エ・ラ・マニエール」を経て、この店の料理長になった。大阪出身と云う事もあるのだろうが、特に魚料理が良かった、全体的に浅いキュイッソンだが、中でも鰆はポワレではなく、特製燻製機で短時間火入れし、鰆の美味しさを見事に引き出した印象的な料理、やはり魚を料理させたら、日本それも関西人にはどの国の料理人も敵わない気がする(笑)。デセールはリキュールが強過ぎて私には駄目だったが、そもそもこの店には酒に弱い客は来ないのだろうけれど(笑)。オーナーのサービスには問題は無いが、料理やワインの説明にもう少し客側に一歩踏み込んだ「元気」が欲しい気もする。
この店の料理長もそうだが、日本のフランス料理界の30歳代料理人の数と質は凄いと思う、そこへG君みたいな次の世代が持ち上がって来るのだから、40歳以上の料理人は崖から突き落とされない様に、今以上に必死になる必要がありそうだ(笑)。
欧州のレストラン界の第一線で活躍するG君との話は、料理の国際大会「ボキューズ・ドール」から始まり、「次郎」や「龍吟」、更には九州ラーメンの話題まで尽きる事が無かった(笑)、このままずっと続けていたかったが、終電も近くなり皆でこの店に泊まる訳にもいかないので(笑)、続きはまた別の機会とする事で11時半に終了となった。
願わくは彼が滞在している間に勤務先を訪ねてみたい、私自身の今年の予定も先が判らず何とも言えないのだが、何とかお金と時間を作りたいものだ(笑)。
G君、お土産までいただきありがとうございました、春からの新たな戦場での更なる奮闘を期待しています。
集まった場所は六本木ヒルズ近くのフランス料理「プロヴィナージュ」、私はこの店「ワインバー」だと思い込んでいたのだが、行ってみて充分立派なフランス料理店だと知った、私が注目している料理人の一人、「ピアッティ・カステリーナ」の榎本料理長も以前この厨房にいたと聞く。
「プロヴィナージュ‘Provinage’」という言葉は知らなかったが、店のWEBページで説明があり、伝統的なブドウ樹の栽培法だそうだ、詳しくはこちらを、
http://www.provinage.com/concept
下町人間の私は夜の六本木を歩くと、すっかり「お上りさん」気分、思わず見とれてしまう様なモデル体型の外国人女性とすれ違うと、「非アジア系外人だ、都会だ」と感嘆してしまう(笑)。店は雑居ビルの2階にあって隠れ家的雰囲気、フリの客はまず来ないだろうと思う、19時の入店時には既にG君も来ていた。
料理はこの日のために料理長が特別なムニュを考えてくれた。
・平目の昆布〆
・鰆のミキュイ、薫製の香り
・白子のポワレ、甘長唐辛子、アボガドソース
・甘鯛のウロコ付ポワレ、蕪、シメジ
・ヴァンデ産仔鳩、胸肉とモモ肉のファルス、ブロッコリー
・キルシュをかけた苺のデセール
・斉藤料理長
この日集まったメンバーからして当然だが、話の内容が熱く煮詰まってしまい(笑)、料理名や食材の記憶が曖昧、もしかしたら間違っているかも知れません、またワインもソムリエでもあるオーナーが厳選してくれた「冷涼ワイン」だが、これも最後がアルザスのピノ・ノワールだった事位しか覚えていない(笑)、こういう場でメモを取り食事するのは無粋なので、料理&ワイン名を記したものを貰えると嬉しいと思うのは、記憶力が衰える一方の老ブロガーの戯言か(笑)。
料理はとても良かった、現在の斉藤料理長は渋谷「ラ・ブランシュ」出身、その後渡仏しブルゴーニュの一つ星‘BENATON’で働き、帰国後は銀座の「ラール・エ・ラ・マニエール」を経て、この店の料理長になった。大阪出身と云う事もあるのだろうが、特に魚料理が良かった、全体的に浅いキュイッソンだが、中でも鰆はポワレではなく、特製燻製機で短時間火入れし、鰆の美味しさを見事に引き出した印象的な料理、やはり魚を料理させたら、日本それも関西人にはどの国の料理人も敵わない気がする(笑)。デセールはリキュールが強過ぎて私には駄目だったが、そもそもこの店には酒に弱い客は来ないのだろうけれど(笑)。オーナーのサービスには問題は無いが、料理やワインの説明にもう少し客側に一歩踏み込んだ「元気」が欲しい気もする。
この店の料理長もそうだが、日本のフランス料理界の30歳代料理人の数と質は凄いと思う、そこへG君みたいな次の世代が持ち上がって来るのだから、40歳以上の料理人は崖から突き落とされない様に、今以上に必死になる必要がありそうだ(笑)。
欧州のレストラン界の第一線で活躍するG君との話は、料理の国際大会「ボキューズ・ドール」から始まり、「次郎」や「龍吟」、更には九州ラーメンの話題まで尽きる事が無かった(笑)、このままずっと続けていたかったが、終電も近くなり皆でこの店に泊まる訳にもいかないので(笑)、続きはまた別の機会とする事で11時半に終了となった。
願わくは彼が滞在している間に勤務先を訪ねてみたい、私自身の今年の予定も先が判らず何とも言えないのだが、何とかお金と時間を作りたいものだ(笑)。
G君、お土産までいただきありがとうございました、春からの新たな戦場での更なる奮闘を期待しています。
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プロフィール
Author:オンクレ・トシ
一般的に云う「グルメブログ」ではありません、店の点数評価等はしません。食の現場に集まる「人」を描きたいと思っています、もし読んで何か不快になる事があったとしたら、筆者の表現不足によるものでしょう。
出没地域は地元の東京足立・葛飾周辺、上野、秋葉原、たまに表参道、麻布十番等。
混雑電車が苦手なのと現在失業中によりランチ行脚がメインです。更新は週2回が目標。
ブログの品位を維持するため、コメント欄は承認制にしています。
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