まぁそういう仕事だから当然なのだが、TVで見る知り合いが増えた。
特に声優。

某シモノとか某ダーツ―とか、頑張ってるよね。

いや、俺も負けてらんねぇ!と思って、「ネプリーグ」の出演を決めた。
「OV監督」よりは頑張りましたよええ!
アニメ監督だってこれからはどんどんTVに出るっぺよ!


僕はこれもアニメの「解放」だと思っている。
「アニメ監督はアニメをするのだけが仕事!」とか言いながら、延々スタジオでサボり倒しているよりかは、ずっとマシだ。
アニメをてめぇの美学(なんてレベルじゃない、ただの気分)で「幽閉」するなんてもっての外だ。


アニメをいかにして伝えるか、これも業界人の今後の大きな課題かも知れない。
思えば宮﨑さんもずーっとTVに映ってる。僕も最近ちょくちょくあるが、仕事風景を撮影されるのって相当苦痛よ?
それを宮﨑さんは数十年、ずーっとやっている。ただの出たがりなのかも知れないが、ある種の「使命感」もあるんじゃないかな?

『この世界』の片渕監督も散々露出した。もちろん半分はプロモーションだろうが、それ以外の「使命感」もあるんじゃないかな?
人伝てに聞くと、彼も「出たがり」らしい。

それでいいのだ。多くの人に観られるエンタメなのだから、隠れた名店みたいに恰好つけてどうする?
そんな美学、一文にもならない。
こんなところにもアニメの「変革」があるような気がする。