こんにちは、gatsbyです! (*'▽')
この記事を書いていて、本当に当時は物件を数多く見学したなぁ、と思い出しまし
た。伝手と力がない分、足で物件を見て歩いた記憶が蘇ります。幼い長女にミルクを上
げながら、資料とにらめっこし、嫁と物件探しの旅をしたのが昨日の様に思い出されて
ノスタルジーに浸っちゃいますね。
まだ知識も乏しく、今の様に成功本などあまり出ていない時代でよく生き残れたと自
分ながらに思います。皆さんも不動産探しの旅に出る時は、多くの物件を見て、目と知
識を養う事をお勧めします。
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さて、とあるRC部屋突入編始めます!! (*'▽')
営業マンが扉に鍵を差し込んで回します。
カチャリッ。
鍵が解除される音がしました。
「どうぞ、こちらがお部屋です。」
営業マンは扉のノブを握りしめ、私に室内へと手を差し出します。
オレが先に行けと言う事か……。(-_-;)
玄関から伸びる廊下の突き当りには居間の扉が閉じられており、そのためか室内は、
ほの暗い感じでした。
私は早速、靴を脱いで廊下に上がりました。
え……? (-_-;)
一瞬ですが、首筋がヒヤリとしました。嫌な感じがしました。
その上、室内にしては気温が低い気がしました。
「RCですから、ひんやりしてますね。」
営業マンが私に続いて廊下に入ってくると、気持ちを代弁するかのように苦笑いをし
ました。
私はとりあえず居間に続く扉まで歩みを進めました。
その刹那、
うぎゃー、うぎゃー!!
ひぃぃぃ!! ( ;∀;)
突然の長女の泣き声とそれに反応して悲鳴を上げる営業マンの声が背後に響きまし
た。さすがの私も、振り返りながら驚きを隠せませんでした。
先ほどまでとても機嫌が良く、ニコニコしていた長女のギャン泣きに、嫁も驚いてい
ました。
「長女が泣いてるから、私は外で待ってるよ。パパ、室内の確認お願いね?」
「あ、ああ、了解。」
嫁はそういうと長女を連れて玄関外に出ると、扉を閉めました。
ガチャリッ。
そして薄暗い廊下に、男が二人、取り残されました。
「く、暗いようなのでブレーカーをあげて電気をつけますね。」
「そうだね。」
なんとも三文劇並みの棒読みで、二人は会話を交わしました。
パチッ。
営業マンがブレーカーを上げたのち壁のスイッチを押したことで、廊下は明るさを取
り戻しました。
「さ、さぁ、こちらが居間です! 八階なので見晴らしも良いんですよ!」
営業マンが扉を開けて、また手を室内に向かって差し出しました。
また、オレに先に行けと言う事か……。(-_-;)
しょうがなく私は視線を居間室内に向けました。
見晴らしのいいはずの居間は真っ暗でした。
おい、見晴らしどころか暗黒すぎやしないか? (-_-メ)
「あ、すみません!! 遮光カーテンを閉めたままでした!!」
今度ばかりは営業マンが室内に飛び込み、一番奥の遮光カーテンを勢いよく開けまし
た。その瞬間、通常に存在する日の光が室内を照らし、居間の全貌を浮き上がらせてい
ました。それと共に光の中で幾つものホコリが舞っていたのは、ここを訪問する者の少
なさを証明していました。
その瞬間、なぜか全身に寒気を感じました。理由など分かりませんが、腕を見ると鳥
肌が立っていました。
やばくない? (+_+)
鈍感gatsbyのはずが、この部屋では以上に体が反応していました。
↓ 幽霊と遭遇しても気づかない鈍感gatsbyの話。
そして私はゆっくりと居間を眺めてみました。12帖ほどの広さのある居間にはソ
ファーとテーブル、シールの張られた食器棚、そして幾つもの段ボールが積まれていま
した。
その光景に、私は違和感を感じました。
「倉庫なのに、ソファーやテーブルは通常の位置にセットされているんだね? それ
に食器棚も。」
「いや、それはきっと夜逃げをした人の物ではないでしょうか? 結局、夜逃げした
人は見つからなかったみたいですし。」
早口で説明する営業マンに、私は一応納得する振りをしました。ツッコミを入れた所
で碌な答えが返ってこない気がしたからでした。
そして他の部屋も見てみる事にしました。次に入った洋室は汚れた壁クロスにカレン
ダーがポツリと忘れ去られたように張られていました。
「あ、カレンダー。」
「ホントだ。」
何気ない会話の、その刹那ー
!!!!!
私達二人はそれを見た瞬間、同時に息を飲みました。そのカレンダーの年号が殺人事
件のあった8年前のものでした。まるでそれはこの部屋だけ時が止まっているようでし
た。
「ち、ち、ちがうお部屋をみて、みてみましょうか、gatsbyさん?」
「ああ、そうだね。」
私は促されるように違う部屋も見ました。
が、そこは当時のアイドルのポスターがはがれかかっていたり、何かのシミみたいな
ものがあったりと、もう嫌な感じがお腹いっぱいになるくらい存在していました。
「後は、シンクにその奥のお風呂場です。」
彼の提案に視線をそちらに向けましたが、お風呂場の方からまるで誰かに見られてい
る感じがして、背筋がゾッとしました。腕の鳥肌が更に粟立っていました。
これは流石にやばいかも……。( ;∀;)
不幸体質で何事もギリギリの悪運で生き抜いてきたgatsbyの本能が警鐘を鳴らしてい
ました。
「もう……いいかな、ほんと。」
「そ、そうですよね~そうですよね~、はは。」
営業マンも何かを悟ったように、引きつり笑いをしました。
こうして長く感じられた室内見学が終わりを告げ、私達はこの部屋を後にしました。
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次回、
明かされる真実とオーナーの苦悩
お楽しみに!!
↓ ねぇってば! 聞いてる? もう……押してくれないと許さないぞ♡ (=^・^=)
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