凡人の皆さん。ミスしてますかー!当方、ミス&ミスでさすがのカイジも猛省、っていうミスを撲滅しなければならぬ状況!認めたくないものだな、自分自身の、若さゆえの過ちというものをって状況(若くない)。これが若さかって状況(若くない)。
辛いですねー。ミス隠したいですねー。隠したいけど隠したら余計に事態は悪化して自己嫌悪。それがわかっているので平謝りで速攻報告に行く。これがまっとうな社会人ですが、できることならミスは最小限に防げるようにしたいですよね。
こんなミスンティーな皆さん、「仕事が速いのにミスしない人は、何をしているのか?」これさえ読めば大きなミスを防げると思います。
仕事が速いのにミスしない人は、何をしているのか?(文響社:飯野謙次)
内容(「BOOK」データベースより)
「ミスしない」は、仕事を効率化し、確実に結果を出す最短ルート!ミスは、「するよりはしないほうがいい」というような軽いものではありません。実は、「ミスをしない」ということは、それだけで信頼感が高まり、あなた自身の「強み」になるのです。身近にいる「ミスしない人」をイメージしてみてください。そういう人たちに対して、あなたはほかに、どんなイメージを持っていますか?「仕事が速い」「切れ者」「頭がいい」「要領がいい」「信頼できる」…いろいろあると思いますが、そのイメージはどれも、「仕事ができる」と言い換えられるものでしょう。あなたも、ミスをしないようになるだけで、このような「自己ブランド」をつくることができます!失敗やミスを回避し、仕事を効率化するには、いくつかのちょっとしたコツがあります。コツを本書で体得し、仕事の質とスピードを同時にあげてください。ハイスピード&ハイクオリティの仕事はやがて、人生最高の楽しみになるはずです!誰でもできるのに、意外に知らない「理系思考」の仕事術が満載です!
<こんな人におススメ>
・うっかりミスが多い人
・仕事でヒヤッとすることが多い人
・メンバーの時間管理ができないマネージャー
・わずかなミスも無くしてさらなる飛躍をしたい人
では、さっそくご紹介いたします!!!
「うかり起こるミス」の原理
「ミスを起こすのは、人間や動物だけである」ということです。機械やコンピュータは、ミスをしません。
ハードやソフトは、人間が設計・製作した通りのことを、忠実に実行しているだけだからです。ですから、ミスを起こしたのは、そのハードやソフトを作った人間です。
ミスそのものではなく、作業フローが成熟していないのが課題
もし、人間の絶え間ない高度の注意力を必要とするものがあれば、それは「作業そのものが成熟していない。作業そのものに設計ミスがある」というのは私の考えです。
チェックリストはかくあるべき
もともとの手順でミスをしないためにつくるものなのですから、日本のチェックリストもアメリカにならって、愚直に1作業1チェックでつくるのがいいと思います。このとき、作業のやり方が2通り以上あっても、どちらかに決めて一通りだけを手順位するのがコツです。
ダブルチェックは、1回目のチェックと同じ動作を繰り返すのではなく、その方法や見方を変えて行うことに意味があるのです。
簡単なことをミスるメカニズムがある!
人間の脳は、「頑張らないとできないこと」や「新しい挑戦」にしっかり集中できるように、「たいしたことでないこと」「簡単にできること」については活動領域から押し出すようにできています。それで、「言われるまで気づかなかった」「すっかり忘れていた」という状態が起こってしまうのです。
できる人・できない人を決めるハインリッヒの法則を知れ!
「何か1つの大きな事故が起こったら、その陰には同じ原因による小さな事故が29あり、さらにそれらの陰には、事故にならなかったまでも『ひやり』としたことが300あったはずだ」=「1:29:300」という法則です。
ここで起こった小さな事故を放っておくと、どんなに運がよくても30回で大事故に発生します。
即答できるメールどうしてる?
即答しないでそのままにしておくと、次に開けたときにまた最初からメールを読んで回答することになります。この二度手間が、思考力と時間の無駄だと思うんです。
目からウロコなミスをなくす方法
その「起こってほしくない現象」がどうすれば起こるのかを書き出していきます。
こうやって考えうるすべての要因を洗い出し、さらにその要因を作り出す可能性を考え、それぞれがどれくらいの確率で起こりそうかを考えるのです。
ミス撲滅ノウハウ本は初めて読んだのですが、初見であったこともあって目からウロコ落ちまくりでした。とくにハインリッヒの法則なんかは溜飲下りまくりで、自分がミスったのはこの法則で考えると必然といっても過言ではないw
納品にギリギリ間に合ってヒヤッとした。危うく忘れるところだった。タスクの抜け漏れにギリギリ気づいた。危うく遅刻するとこだった。こんなことって結構日常的にありますよね。はい、今「そーねー」って思った人、これから大きなミスする可能性が大なのでこのヒヤッとをどうすればなくせるか、を考えないと。これを放置して大きなミスをしたらこれは必然のミスです。もっと大げさに言うと恣意的に起こしたミスとも言えますね。起こりうる大きなミスの元凶を放置した、ということになります。逆に、このヒヤッとを事前に感知して対策を練って社内に共有したらこれはデキるビジネスマンじゃないですか~。
白眉な点で、ネタバレ自重のためご紹介は控えた「失敗の原因は4つ」とその対処方法はぜひ本書でご確認いただきたいところ。また林修へのディスがあったり、原子力発電所の修理アイデアなど話として普通に面白い部分も盛り込まれております。
特に最後のパートは全ビジネスマン必見なミスとの向き合い方の指南となっています。ミスをして落ち込んだときには読み返したい一冊で激しくおススメでございます!