「陸のトーコー、海のニッコー、」である。知らない?旧海軍に採用されていたのが日本光学、後のニコンであり、旧陸軍に採用されていたのが東京光学、後のトプコンである。そのことをもじって、陸のトーコーと言うらしい。何はともあれやっとのTopcon RE Super、エクサクタマウントカメラである。
エクサクタマウントのレンズだけは持っていて、α7などで遊んでいた。
これを撮った時から素晴らしい写りを予想はできていたが、それは今回、確信に変わった。ファインダーをのぞいてピントを合わせている時に、「あ、このレンズいいかも」と思わず呟いた。なんと言うか、ボケもピントもバランスがいいように感じたのだ。
ね?これを撮った時にそう思った。実は1枚目。どこかでこのレンズはクセ玉とか雑誌で読んだが、そんなことないすごく滑らかでいいレンズだと思う。
このシャドウ好き。泣かせてなんかいません。
先ほどのデジタルで撮ったものと比較するために撮ってみた。いいよねぇ。
f2.8ぐらい。いいよねぇ?ねぇ?
f2.8ぐらい。汚いボケと捉えるか、芸術的と捉えるか、濃厚と捉えるか。私は好きです。
背景を間違えなければこう。とろふわ。ん?ふわとろ?開放で。
息を止めて最短で。f2~2.8ぐらい。ルーペで覗いて驚いた。この解像感。水滴まで見える。ポジで撮ってよかった〜。700ピクセルでごめんなさい。ブログは軽さ重視で。
開放です。フレアをまといつつ、解像する、このレンズのすごさが出ていると思います。フォトアレモ。ただの手ぶれだったりして・・・。フォトヨドバシの作例の写真もすごいし、解説文も楽しいよね。この暗さがよかった。息を止めるのは得意さ。いつもレンズを見つけては息を飲んでいるから。買おうか買うまいか。結局、息を止めて買っているんだけれどさー。
インスタ受けする写真を撮りたかったんだ。うん、ポジでインスタ。ファインダー越しの私の世界。
f4ぐらい。これで背景のボケがハートになっていたらインスタでいいねを超もらえる。ハート型のたまボケが出るはずがない。でもこの木は何だろう。ハートの葉っぱがついてる。
イチョウに花がついていた。赤い花。わかるかな?
つい撮りたくなる、こういう構図。バランスですよ、バランス。人生と同じ。適当に。
とことん、カメラの露出計があてにならないので、体感で撮ったらいい感じになった例。後ろのざわつきがいい感じ。古いレンズだなー、当時はf1.4は大変だったんだなーということに想いを馳せる。これロマン。
みてくださいよ、この立体感。開放じゃないんですよ。これ。f2.8ぐらいだったかと。あれもしかして、開放だったかな?もうどうでもいいじゃない、このレンズを使えばこう撮れるってこと。私が撮れたんだから誰でも撮れる!いや、私しか撮れんかもしれんぞ!ビバ・アレモ!
こうなると気になる、ニコンの58mm f1.4G。
F100にポジ入れて、このレンズで撮ってみたい。
この写真見て、ああ、58mmって好きだなって思った。ニッコールオートの古い58mmも好きだし、このトプコールも好き。
おまけで恐竜の祖先
シナガチョウ。ぐえ、ぐえ言いながら近づいてきた。逆光だったので大勝利。見てこのコントラスト。カリカリじゃないけれど、ピントが立って見える。f5.6。ゴーストが出てる?うん。知ってる。
恐竜だよね、この雰囲気。逆か。しかし、ここまで寄ってきたから怖いのなんのって。その時アレモの手は震えていたって言って、ブレていたりしたら面白かったんだけれど、冷静に撮った。f5.6。
おまけのおまけ
この日はiijima coffeeに寄ってからDIC川村記念美術館行った。ここは最近、近くに行くときはいつも寄っている。美味しい、雰囲気が良いといいことづくめでおすすめ。
HP : iijima coffee
野菜のカレー。盛り付けがサイコーにオシャレでござい。
野菜とベーコンのピザ。千葉県産の豚肉を使って、紫の人参がのっている。最高。
デザートにクリームブリュレ。最高です。
食べる前にカンカンと叩くのが好き。
トプコールを使ってみて
いやー、いい。ほんと買ってよかった、そして使ってもよかった。トプコールのレンズが使いたいがために買ったようなものだけれど、ボディもこのレンズに劣らずいい。ニコンFのような作りの良さがあるよう思う。がっしりしている。
これがシャッター。手前に押し込むような動作なので上から押し込むよりブレにくいとか。なるほど。慣れたら使いやすかった。巻き上げレバーも滑らかですこぶる良い。
実はdp3Quattroで撮ってる。
角ばった形も意外に持ちやすく、ゴムローレットのピントリングもピントを追い込みやすく、よく考えられているなーと思った。東京光学は現在トプコンとして会社を経営しているが、もうカメラは作っておらず、医療機器などがメインのようだが、戦前からの軍需による工作精度の高さ、品質の高さは今回一旦を感じることができたように思う。
自然淘汰とは言わないけれど、適材適所というものがある。多分、トプコンに関してはこれで上がりだと思う。58mm f1.4より気にいるレンズが現れるかどうかわからないし、十分だ。
・・・。
はっ!使ってもいないのに決めつけていいのか?だめだ!買わないと!オッケー。
このフィルムとの相性も良かったのかな?今度はベルビアを買ったので試してみたい。
この日は写ルンですでも撮ったのでこちらもどうぞ。
写ルンです日記始めてます。