人身取り引きの被害 去年は50人保護 根絶に全力を
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政府は、本人の意思に反して性的な搾取などを行う人身取り引きの対策会議で、去年1年間に国内で保護された人は、18歳未満の少年少女13人を含む50人だったことを報告し、菅官房長官は、被害の根絶に全力を挙げるよう関係閣僚に求めました。
政府は総理大臣官邸で、本人の意思に反して性的な搾取などを行う人身取り引きの対策会議を開き、去年1年間の国内での人身取り引きの実態などが報告されました。
それによりますと、人身取り引きの被害に遭って国内で保護された人は50人で、このうち女性は48人、男性は2人で、おととしより4人減りました。
国籍別では、日本人が25人で、平成13年に統計を取り始めて以来、最多となったほか、タイ人が9人、フィリピン人が8人、カンボジア人が7人、ベトナム人が1人でした。
また保護された50人の中には、18歳未満の少年少女が13人含まれていました。
会議で、菅官房長官は「人身取り引きは重大な人権侵害であるだけでなく、深刻な国際問題だ。引き続き声を上げにくい被害者の発見や保護に努める必要がある」と述べました。そのうえで、菅官房長官は「人身取り引きの根絶には、常に情勢を把握し、施策の進捗(しんちょく)状況を検証することが重要であり、関係省庁が連携して対策を強化してほしい」と述べ、被害の根絶に全力を挙げるよう関係閣僚に求めました。
それによりますと、人身取り引きの被害に遭って国内で保護された人は50人で、このうち女性は48人、男性は2人で、おととしより4人減りました。
国籍別では、日本人が25人で、平成13年に統計を取り始めて以来、最多となったほか、タイ人が9人、フィリピン人が8人、カンボジア人が7人、ベトナム人が1人でした。
また保護された50人の中には、18歳未満の少年少女が13人含まれていました。
会議で、菅官房長官は「人身取り引きは重大な人権侵害であるだけでなく、深刻な国際問題だ。引き続き声を上げにくい被害者の発見や保護に努める必要がある」と述べました。そのうえで、菅官房長官は「人身取り引きの根絶には、常に情勢を把握し、施策の進捗(しんちょく)状況を検証することが重要であり、関係省庁が連携して対策を強化してほしい」と述べ、被害の根絶に全力を挙げるよう関係閣僚に求めました。