はじめに
これまでの連載では,
そもそもBaculaはデュアルライセンスとなっており,
Baculaエンタープライズ版は,
以下のページからエンタープライズ版Baculaの事例を参照することができます。
エンタープライズ版Baculaはより高機能
コミュニティ版のBaculaにはバックアップの基本的な機能が備わっています。しかし,
そのような場合にはエンタープライズ版のBaculaを使えば対応できる可能性があります。Baculaエンタープライズ版は,
Baculaエンタープライズ版で追加できる機能
Baculaエンタープライズ版ではオプション/プラグインを使って要件に沿った機能追加を行います。代表的なものをいくつかご紹介します。
Web GUI機能―Bweb Manegement Suite
BWeb Management Suiteはウェブブラウザを使用したBaculaのGUIです。第3回でご紹介したBaculumと異なるのは,
Baculaではジョブの作成やクライアントの登録などはbacula-dir.
また,
重複排除機能―Global Endpoint Deduplication
増分バックアップも,
例えば,
もう少しだけ仕組みを説明します。本機能はファイルをチャンクと呼ぶ単位に区切って保存し,
また,
以下にその他のメリットをまとめます。
- ディスクを大きく節約
(良好な場合で半分程度, 最高で10~20分の1) - 高速なバックアップ・
リストアが可能 - 特別なハードウェアは不要
逆に,
- マシンリソース
(CPU, メモリ) の消費 - ディスクのみの対応
(テープでは不可) - 不良ブロックがあると被害が大きくなるのでストレージはRAID構成を推奨
仮想マシンバックアップ機能―VMware vSphere plugin
コミュニティ版のBaculaでも,
データベースバックアップ機能―各種DBプラグイン
コミュニティ版でもPostgreSQLやMySQLのバックアップはダンプを使用することにより可能です。しかし,
ベアメタルバックアップ―BareMetal Recovery
ファイルのバックアップを行っていても,
その他
その他にもSAPプラグイン,