こんにちは、SmartHR のCTO(最高技術責任者)の佐藤と申します。
まずは、5月下旬に複数回の障害を発生させてしまい、SmartHR の安定的な利用ができない状態が続いてたことをお詫びいたします。大変申し訳ありませんでした。
社内でも、重要な問題であり、早急にカイゼンの必要があると認識しております。今後の対応方針を協議いたしましたので、ユーザーの皆様にもご報告いたします。
ユーザーの皆様に、まず安心していただくために、これらの状態は一時的なもので、カイゼン可能な問題であることをお伝えしておきます。
一連のカイゼン終了後は、より安定的なサービスの提供が実現することをお約束致します。
障害が増えている背景と課題
まず、障害が増えてしまった背景をお伝えいたします。
もともと SmartHR は、週1回以上の高い頻度でアップデートを行っているサービスです。これは、新しい機能をいち早くお届けしたい、サービスを常に最新の状態でご利用いただきたい、という開発陣の想いからです。
また、ユーザーの皆様が24時間いつでも必要なタイミングで SmartHR をご利用いただけるよう、アップデート際にも、「サービスを止めることなくアップデートを行う」という基本方針をもっております。
しかし、今年に入り、SmartHR 登録企業社数が莫大に増え、安定的なアップデートを実現する為の基盤整備が間に合っていないのが現状です。
具体的には、セキュリティ強化を目的とし、お客様ごとにデータベースを用意(1企業1データベース)しているのですが、新機能追加に伴う新たな項目の追加やデータ更新など、お客様ごとにデータベースの更新を行わなければならず、その処理に時間がかかり障害を引き起こしてしまいました。
当面の対応と、方針
サービスを止めることなくアップデートを行うことを目標に開発を行ってきましたが、安定的なアップデート体制が整うまでの間は、下記の方針で開発を行います。
- 毎週、月曜/木曜の 21:00 より、一時的にサービスを停止して、定期アップデートを行います。
- アップデートは事前に告知し、ユーザーの皆様が利用中にサービスが停止するという状態を防ぎます。
- なお、月初などの繁忙期はアップデートの対象日から除外いたします。
なお、この対応は一時的なものであり、安定的なアップデート体制が整った際には、本来の「サービスを止めることなくアップデートを行う」という方針に戻すことを目標にしています。
最後に
いつも SmartHR をご利用いただいているユーザーの皆様には、ご不便をおかけしてしまい、誠に申し訳ありません。
この度はこの様な方針を行うこととなってしまいましたが、これを機会としてインフラのカイゼンを行い、より安定的なサービス提供と、よりシームレスな機能の提供を実現することを重ねてお約束致します。
カイゼンが執り行えた際はまたご報告いたしますので、今後とも SmartHR をよろしくお願いいたします。
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