ドイツのメルケル首相が5月28日、ミュンヘンの選挙集会で「もう他国を頼ることはできない」と語った。G7サミットでのトランプ大統領の態度に不満を表明したもの。AFP通信などが報じた。
AFP=時事通信
ロイター通信によると、メルケル首相はG7について言及。「他国に完全に頼ることができる時代はある程度終わった。私はこの数日でそれを経験した」と語った。
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発言では、「欧州人は自らの運命を自分たちの手に握らねばならない。自らの運命のために闘う必要があると知るべきだ」とまで踏み込んだ。
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トランプ大統領は、サミットで温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」について他の6カ国と対立したほか、自由貿易やNATOの費用負担、難民問題をめぐっても摩擦が生まれている。
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メルケル氏はパリ協定に関するアメリカとの議論が「とても不満」だったと振り返ったという。今後、フランスとの結束を強めていく考えも表明した。
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ちなみに、メルケル首相が手にしているビールは「Spaten」(シュパーテン)。600年の歴史を持ち、ラガービールの祖とも言われている。苦味は少なく、洋ナシやジャスミンのような香りがするという。
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