KDDIが、家庭内のIoTサービス「au HOME」を7月下旬以降に提供する。
対象となるのは固定回線の「auひかり」ユーザー。auひかりのホームゲートウェイにアダプターを装着すると、アダプターが無線通信(Z-WAVE)を介して通信が可能になり、スマートフォンからさまざまなIoTデバイスを操作できるようになる。なお「ホームゲートウェイ側のソフトウェアを変える必要がある」(KDDI)ため、auひかりのみとなったが、他の固定回線にも順次拡大する予定。
デバイスの操作はスマートフォン向けの「au HOME」アプリから行う。au HOMEアプリはApp StoreやGoogle Playで配信されるので、auひかりを契約していれば、他キャリアのユーザーでも利用できる。
基本料金は月額490円(税別、以下同)で、その他はサービスごとに機器代金が発生する。デバイスはau Wallet Marketから購入できる。さらに、おすすめのauHOMEデバイスをセットで利用すると、基本使用料の490円+機器代(分割払い)を含めた月額980円で利用できる、セットプランも提供する。IoTデバイスを自分で設置するのが不安という人に向けて、訪問設置サポートを有償で提供する。
現在提供予定のデバイスは、窓の開閉状況が分かる「開閉センサー」(3000円)、自宅の鍵がいつ施錠されたかを確認できる「鍵 開閉センサー」(3000円)、ペットの様子を確認したり自宅の家族と電話したりできる「ネットワークカメラ」(1万800円)、ドアなどに付けて子どもが帰宅したことが分かる「マルチセンサー」(3800円か5300円)など。
2017年秋からは、家電ごとの電力使用量が分かる「スマートプラグ」、家電をスマホから操作できる「赤外線リモコン」の提供も予定している。
KDDIは「家での生活体験を高める」ことを、本サービスの目標に掲げている。
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