前回、SDK14.4でコンパイルすることができたので、ZedBoardをコンフィグレーションしてみた。
VirtualBox4.2.6 上のLinux12.10 にISE14.4 をインストールしてあるため、VirtualBox ウインドウのデバイス -> USBデバイス -> Digilent USB Device [900] を選択して、Windows 7 へのマウントを切り離し、Ubuntu にマウントした。

SDKで、Xilinx Tools メニュー -> Program FPGA を選択して、FPGAをコンフィグレーションしようとしたがエラーになってしまった。
次に、何がおかしいのかを確かめるために、より現象がわかりやすい iMPACT で確かめて見ることにした。
impact コマンドを入力して、iMPACT を起動した。
iMPACT でinitialize Chain を行ったところ、windrv6 がロードされないので、ケーブル・ドライバを再インストールしてくれというメッセージが出た。アンサー・レコードの22648 に書いてあるそうだ。

アンサー・レコードの22648 は、”
10.1 iMPACT - Linux OS/カーネル バージョン 2.4 へのザイリンクス ケーブル ドライバーのインストール”だった。
アンサー・レコードの22648 によると
詳細は、次の『USB Cable Installation Guide』 (UG344) および install_drivers.tar.gz アーカイブを参照してください。
のことだった。
早速、『USB Cable Installation Guide』を参照しながら、install_drivers.tar.gz アーカイブをダウンロードして、インストールすることにした。
install_drivers.tar.gz アーカイブを展開すると、install_drivers ディレクトリができた。その中に、readme.txt があってインストール方法が書いてあった。下に引用する。
Note: Root permission is required to perform the steps described in this section.
1) Disconnect all Xilinx USB cables from the host computer.
2) Open a shell or terminal console.
3) Extract the driver script and its support files to a local drive of the machine
where the cable will be used by typing:
tar xzvf install_drivers.tar.gz
The extraction creates a directory named install_drivers in the current directory.
4) Navigate to the install_drivers directory by typing:
cd install_drivers
5) Run the script by typing:
./install_drivers
6) When the installation is complete, reconnect the cable.
7. Change permissions on the USB / PC4 driver by typing: chmod 666 /dev/windrvr6.
上のインストール方法に従って、インストールを行った。
cd
cd Work/install_drivers
sudo ./install_drivesr
エラーが発生してしまった。

そうだ。dash shell から/bin/sh に切り替えてみよう。ということで、
sudo dpkg-reconfigure -plow dash コマンドを入力して、/bin/sh に切り替えてから、もう一度、
sudo ./install_drivesr コマンドを実行した。だが、やはりエラーだった。
ls /dev コマンドで、/dev ディレクトリを見ても、windrv6 は存在しなかった。

よって、この方法は諦めることにした。
次に、Ubuntu にダウンロード・ケーブルをマウントした時のUSBの状況を、
lsusb コマンドで見た。

それによると、ZedBoard のPROGポートをUbuntuにマウントした場合には、FT232H として見えていた。(最初のピンクの四角の中)
次に、Digilent社の
XUP USB-JTAG Programming Cable があったので、これをUbuntuにマウントすると、Xilinx, Inc. として見えた(上の図の2番めのピンクの四角の中)

これで、iMPACT を立ち上げると、zynq が見えた。

iMPACT を終了して、
xsdk コマンドでSDKを立ち上げた。
、Xilinx Tools メニュー -> Program FPGA を選択して、FPGAをコンフィグレーションした。

コンフィグレーション成功した。下にメッセージを示す。
19:16:31 INFO : FPGA configured successfully with bitstream /home/masaaki/HDL/ZedBoard/ZedBoard_CamDisp_wHDMI_144_2/ZedBoard_CamDisp_wHDMI.sdk/SDK/SDK_Export/system_hw_platform/download.bit.
Run Configuration を作成して、Run を実行した。

ソフトウェアが動作して、カメラ画像がディスプレイに出力された。
成功だ。なお、ZedBoard のPROGポート経由では、アンサー・レコード42728、
”13.x/14.x iMPACT/ChipScope/XMD - Digilent プログラム ケーブルには LibUSB1.0 パッケージをインストールする必要がある”を参考に、 libusb 1.0 パッケージをインストールしてみたが、やはり、ダウンロード・ケーブルとして認識されなかった。
VirtualBox4.2.6 上のUbuntu12.10 でのZedBoard のコンフィグレーションには、Digilent社の
XUP USB-JTAG Programming Cable か、Xilinx社のダウンロード・ケーブルが必要のようだ。
- 2013年02月27日 05:11 |
- Xilinx ISEについて
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