今までに薄毛対策商品を購入したり、薄毛について詳しく調べたことがない限り、あまり耳にしたことはないかもしれませんね。
今回は薄毛に悩んでいる30代、40代、50代の男性100人を対象とし、「発毛アンサー」が独自にアンケート調査してみました!
≪調査期間2017年3月24日~3月28日≫
「あなたは『ミノキシジル』とはどんなものか説明できますか?」というアンケートの結果はこのとおり。
調査によると、「説明できる」と答えた人は、たったの4%しかいないということがわかりました。
言い換えると、9割以上の人が、ミノキシジルがどんなものなのかほとんど知らないということ!
ミノキシジルについての詳しい説明は後ほどしますが、実は“毛が生えなくなった毛根から新たな毛を生やす”ためにとても重要な働きを持つ成分なのです。
…俄然興味が湧いてきませんか!?
今回のアンケートでは、「説明できる」と回答した4%のかたはもちろんのこと、「説明できない」と答えた96%の方々にも、ミノキシジルがどういうものなのか予想していただきました!
やはり多くの人が「わからない」、「予想もつかない」と回答していましたが、中にはほぼ正解に近いコメントをしている人もいらっしゃいましたので、ご紹介させていただきますね。
「実際に発毛の効果が確認された成分だと思います」(55歳・沖縄県)
「血管拡張により毛の成長の促進、脱毛を予防してくれるもの」(53歳・神奈川県)
「頭皮の血行を改善し、発毛を促す薬剤ではないでしょうか」(51歳・北海道)
なかなか観点が鋭い考察がありますね!
続いて、「説明できる」と回答したかたの答えはこちら。
「抜け毛を進行させる成分の働きを止めることで、結果的に発毛に結び付けるもの」(42歳・静岡県)
「髪の毛を生やす効果がある物質の一つとして認定されているものだったと思います」(43歳・福岡県)
「発毛を促進してくれる成分です」(34歳・福島県)
「説明できる」と答えたとおり、かなり的確に特徴を言い当てていますね。けれど、完全には正解ではないですし、一部では誤解している部分もある模様。
では、“正解発表”として、ミノキシジルについて詳しく解説していきましょう!
「ミノキシジル」とはどのようなものなのでしょうか。
極めて簡単な言葉で表すなら、“毛を生やす”効果のある成分です。
紹介したコメントのほとんどが正解だったというわけですが、正しく理解してもらうため、まずはミノキシジルの歴史について勉強しましょう。
ミノキシジルとは、もともとは高血圧の人が、血圧を下げるために服用する経口薬として、アメリカのアップジョン社(現ファイザー社)という製薬会社で開発されました。
本来の効果は血管を拡張することでしたが、服用による副作用で多毛症になる患者さんが多かったんだそうです。そこで外用薬として頭皮に使用する臨床試験を行ったところ、男性の薄毛に対して効果のある成分だということが確認されたというのです…!
その後さらなる研究が行われた結果、発毛効果が確かだと認められ、1999年には日本でも厚生労働省が外用発毛医薬品として認可するまでになったんですね。
続いて、ミノキシジルがどうやって発毛しているのかご説明したいと思いますが、その前に発毛のメカニズムについて簡単にお教えしておきましょう。
まず、髪の毛には「成長期→退行期→休止期」という3つの期間があります。成長期は髪の毛が細胞分裂によって成長する時期、退行期は成長が鈍化する時期、休止期は成長が止まり脱毛する時期です。
このヘアサイクルは、正常な人であれば、2~6年かけて髪が成長を続け、約2週間かけて成長が緩やかになり、その後約3ヶ月かけて抜け落ち、成長期に戻るという流れを繰り返します。
しかし、薄毛の人はこのサイクルが正しく機能していないことが多いのです!
具体的には、成長期がかなり短くなってしまっており、髪の毛が太く丈夫になる前に抜けてしまうそうとのこと…。そのため、髪の毛が細く、地肌が見えやすくなってしまうんです。
つまり、薄毛を改善するには、異常を起こしたヘアサイクルを正しく戻してあげる必要があるのですが、その役目を負ってくれるのがミノキシジルなんですよ!
ミノキシジルは、成長期における髪の毛の細胞分裂を促進し、太く丈夫な毛に生まれ変わらせる効果が期待できるとのこと。また、新たな毛が作られている毛包に直接作用することで、発毛効果も生み出しているんだそうです。
ここまでご説明すれば…、
「ミノキシジルを使ってみたい!」
多くの人がそう思ったのではないでしょうか。では、どうすればミノキシジルを使えるのでしょうか?
方法は大きく分けて2通り!
1つは医師に処方してもらう方法。
もう1つは、ドラッグストアなどで「ミノキシジル」が配合された「発毛剤」を購入する方法です。
薄毛を改善するにはミノキシジルが有効で、発毛剤にはそのミノキシジルが配合されている、というところまでご説明しました。
薄毛に悩んでいる人ならば、一度は「発毛剤」という言葉を目にした、もしくは耳にしたことがあると思いますが、字が指し示すとおり、“毛を生やす効果”のある医薬品のことなんです。
発毛対策商品の中には「育毛剤」というものもありますが、「発毛剤」とは似て非なるもの。
こちらも字を見ていただければだいたい想像がつくかもしれませんが、“毛を育てる効果”が期待されている商品です。もちろんミノキシジルは入っていません!
薬機法(旧薬事法)上の分類を見ても両者は明確に分かれており、発毛剤は「第一類医薬品」に、一般的な多くの育毛剤は「医薬部外品」に該当します。
要するに、発毛剤にはミノキシジルが配合されているため毛を生やす効果があるが、その分副作用のリスクがあり使用には十分注意が必要。
一方、育毛剤は毛を生やす効果はないが、今ある毛を太く丈夫にしてくれるため、抜け毛の予防になる。副作用のリスクも低く、比較的安全に使用することができる商品、ということなのです。
今まで同じものだと考えていた人は、認識を改めてくださいね!
ちなみに、もう一つ重大な事実をお教えしておきましょう。
実は、日本で一般的に市販されている発毛剤は、大正製薬から販売されている「リアップ」シリーズしかないんです!
ということは、ドラッグストアなどで発毛剤を探した場合、おのずと選択肢は「リアップ」シリーズに限られてしまうというわけですね。
「もっと色々なメーカーが出してくれればいいのに…」と思うのは当然です。
しかし、そもそも発毛剤として売り出すためには、厚生労働省からの認可が必要になり、許可をもらうには成分や配合濃度などの厳しい条件をクリアしなければいけないという高いハードルがあるんだとか。
もちろんこの高い壁を乗り越えて発毛剤と名乗ることを認められる商品が登場する可能性もなきにしもあらずですが、今のところは「リアップ」シリーズのみですので、間違えて他の商品を買ってしまわないよう注意してくださいね!
発毛成分ミノキシジルを配合した日本で唯一の発毛剤「リアップ」シリーズ。
1999年に初代リアップが誕生して以降、いくつかの新商品が登場し、今ではリアップシリーズの発毛剤は「リアップ」、「リアップ プラス」、「リアップ ジェット」、「リアップ X5 ブラス」という4商品をラインナップするまでになりました。
ざっくりとした違いを説明すると、まずリアップ、リアップ プラス、リアップ ジェットにはミノキシジルが1%含まれていますが、リアップ X5 プラスはなんと5%も配合!つまりは、それだけ発毛効果が期待できるということなんです!
続いて、リアップとリアップ プラス、リアップ ジェットの違いは、ミノキシジル以外の発毛に役立つ成分の有無。後者の2つには、例えば髪の毛に栄養を与え、元気にしてくれる「パントテニールエチルエーテル」や、使い心地を爽やかにする「l-メントール」などが配合されています。
これらの成分により、発毛に加えて、毛を生やすうえで重要な環境作りまでできるようになったのです。
また、実はリアップ プラスとリアップジェットの薬液(中身)自体は同じもので、違いはジェット噴射機能が付いているかどうか。ジェット噴射は利用時の爽快感を高めてくれるもので、長期化しがちな薄毛の治療に対するモチベーションの維持に貢献してくれます!
さらには、発毛剤の中で一番価格が安い商品ですので、お財布に優しいのもポイント。ミノキシジル1%配合の発毛剤で薄毛の改善を図るなら、最低6ヶ月は使用し続けなければいけないため、支出が抑えられるというのはそれだけで選ぶ理由として十分ですよね。
――このように、「リアップ」シリーズ4商品にはそれぞれ特徴があり、好みや重視するポイントによって、使用する商品を選ぶことができるのです。
「発毛剤はリアップしかない」と聞いて不安に思ったかたでも、4種類もあれば自分に合うものが見つかりそうですよね。
それでも「どれがいいかわからない!」というかたは、コスパのいいリアップ ジェットか、発毛効果が高いリアップ X5 プラスの2つから選ぶといいでしょう!
薄毛に悩み、「新たな毛を生やしたい」と希望する方々にとって、ミノキシジルはまさに救いの神的存在!…と言ってもいいぐらいかもしれませんね。
これまで知らずにいたかたは、少し後悔したのではないでしょうか?
薄毛を治療するためには、長い期間がかかります。しかし、面倒だからといって放置してしまうと、症状はどんどん進行していくばかり。
そうならないためにも、対策は早めに始めるのが吉!
まずは手軽に家で取り組める、ミノキシジル配合の発毛剤「リアップ」シリーズを試してみてはいかがでしょうか?
【文責・株式会社A4studio/監修・新垣形成外科院長 新垣実/イラスト・もりいくすお】
※本記事の内容は株式会社A4studio所属記者が執筆したものです。
そのうえで、監修医師による医学的見地、薬機法的見地の事実誤認がないかの確認を得ております。
挿入されている画像やイラストを含め、本記事の文責(記載された内容の責任)は株式会社A4studioが負っています。