アニメの目の表現。
いつも悩む。

『セロ弾きのゴーシュ』
のオーコメでキャラデザの話になって、最初はファンタジーなので人形っぽく黒目のみ、まん丸な点のみしようとしていたが、やっぱり横を向いたときとか、表情の移ろいとかが表現できないので、「リアルな目」にしてしまった、と高畑さんが語っていた。

あのデザインでリアル・・・?とは思ったが、アニメで表情を作るのは結構な大問題だ。

所謂「ジブリ目」はもとより、瞳やらハイライトやらをコッテコテに入れた目でも、やはり目だけでは表情にならない。だから身振り手振りを加えてしまう。

本当にリアルにするには表情筋を表現するしかないのだが、これを徹底的に調べたところで、アニメは簡略化されてしまうので、難しい。

だから某監督みたいに脚ばっかり映してしまう。


しかし、アニメだから動けばいいってもんじゃないと思う。
そこみんな結構あっさりと諦めているけど、表情の研究、目の研究はこれからもしたいね。