※ もし、ファンタジー世界で、当記事を参考にして演出をしてみようと思われる方がいらっしゃるなら、ご注意ください。それは、歴史や史実の中の食生活は、そのまま「架空の」ファンタジー世界に当てはめる必要はない、という事です。史実はあくまでも「資料」、「参考」です。史実そのままをあてはめると、窮屈でしょう。また、史実ネタをファンタジーに持ち込む事自体を、毛嫌いする方もいらっしゃいます。
各ワールドで、参考資料等を論理的に採用されるのなら、適当(笑)に理由やら来歴やらをマスターが考え、つじつまを合わせればよいでしょう。中世風ファンタジーは、「中世ヨーロッパ風」であって、そのものではありません。「中世ヨーロッパ風」に限ったことではありませんが、「ファンタジー」なのですから、気負わずに自由な発想でプレイしましょう。要はDM(そしてプレイヤー)次第です。
※ なお、ヨーロッパでいわゆる「中世」と呼ばれるのは、西暦600〜700年代過ぎくらいから1500年くらいまでの間の時代ですが、ここでは実際にはもっともっと(笑)広い範囲の時代、紀元前後から18世紀くらいまでの食について述べています。これは、実際にファンタジーのモデルとされる場合、比較的広い範囲の時代から様々な要素をピックアップされていることが多いように思うからです。
各食物の項には、私のオリジナルワールドでの考え方、一般的ファンタジーワールドへの採用のガイドラインのようなものも、あわせて述べておきますので、よろしければ参考にしてやってください。
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