中世ヨーロッパとファンタジー世界の「食」
スペインの小説家セルヴァンテス(ドン・キホーテなど)はこう言ったとか
「腹が足を支えている。足が腹を支えているのではない。」

 ここでは主にヨーロッパ的、西洋的なファンタジー世界の「食」、及びそれに限らない様々な食材についていくらかお話しします。ここでのお話は、私が聞きかじった、または書物などで読んだもの、調べたものを参考にしております。気軽な読み物です。

 このコーナーの記事を作成するにあたり、数々の書物、発行物を「参考文献」とさせていただきました。これら参考文献はこちら、または下記の【参考〜】をクリックすることで表示されます。
 これらはどれも有用かつ興味深く、読んで面白い書物です。これら数々の文献を著された先生方、並びに翻訳を行なわれた先生方には、素晴らしい知的宝を世の読書家へもたらして下さったことに対し、心より感謝し、敬意を表します。
 皆様も、機会があれば、是非お読みになることをお勧めします。
【参考文献】

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  CONTENTS(分類1〜4)

分類1<食文化>
 
【食事回数】 【食事の道具】 【鍋】 【レストラン、食事処】
 
独立記事【中世ヨーロッパの饗宴】(貴族の宴会) 独立コーナー【グリームウッド家の料理帳】(レシピ)NEW
 独立記事【「グルートビール」 〜中世グルートビール味覚評価会〜】

分類2−1<自然農水畜産物1>
 
【肉類】 【香辛料】 【胡椒】 【アスパラガス】 【アーモンド】 【イチゴ類】 【イモ類】 【オレンジ】 
【牡蠣(カキ)】 【カブ】 【ガーリック】 【キャベツ】 【キュウリ】 【栗】 【クルミ】 【米】

分類2−2<自然農水畜産物2>

 
【魚】 【スイカ】 【ソバ】 【トウガラシ】 【動物乳】 【トウモロコシ】 【トマト】 【梨】 【ナッツ類】 【ニンジン】 
【パイナップル】 【パセリ】 【蜂蜜、ローヤルゼリー等】 【バナナ】 【パンプキン】 【ビート】 【ブドウ】 【ホップ】
 【マッシュルーム、キノコ類全般】 【豆類】 【麦類】 【メロン】 【桃】 【野菜食〜サラダ】 【リンゴ】 【レタス】

分類3−1<加工食品1>
 
【麦加工品、パン】 【乳加工品(バター、チーズ、ヨーグルト)】 【オリーブ、オリーブオイル】 【紅茶、茶】 
【コーヒー】 【砂糖】 【砂糖楓】 【塩】 【蒸留酒ウイスキーブランデー
】 【ソース】

分類3−2<加工食品2>
 
【ソーセージ】 【チョコレート】 【パスタ】 【蜂蜜酒】 【プディング】 【葡萄酒 (シャンパン、酒精強化ワイン)
【マスタード】 【麦酒(ビール)】
 【冷菓、シャーベット、アイスクリーム】 【保存食・旅の食料】

分類4<番外>
 
【タバコ】 【トリカブト(ウルフスベイン)】

※ もし、ファンタジー世界で、当記事を参考にして演出をしてみようと思われる方がいらっしゃるなら、ご注意ください。それは、歴史や史実の中の食生活は、そのまま「架空の」ファンタジー世界に当てはめる必要はない、という事です。史実はあくまでも「資料」「参考」です。史実そのままをあてはめると、窮屈でしょう。また、史実ネタをファンタジーに持ち込む事自体を、毛嫌いする方もいらっしゃいます。
 各ワールドで、参考資料等を論理的に採用されるのなら、適当(笑)に理由やら来歴やらをマスターが考え、つじつまを合わせればよいでしょう。中世風ファンタジーは、「中世ヨーロッパ風」であって、そのものではありません。「中世ヨーロッパ風」に限ったことではありませんが、「ファンタジー」なのですから、気負わずに自由な発想でプレイしましょう。要はDM(そしてプレイヤー)次第です。

 なお、ヨーロッパでいわゆる「中世」と呼ばれるのは、西暦600〜700年代過ぎくらいから1500年くらいまでの間の時代ですが、ここでは実際にはもっともっと(笑)広い範囲の時代、紀元前後から18世紀くらいまでの食について述べています。これは、実際にファンタジーのモデルとされる場合、比較的広い範囲の時代から様々な要素をピックアップされていることが多いように思うからです。
 各食物の項には、私のオリジナルワールドでの考え方、一般的ファンタジーワールドへの採用のガイドラインのようなものも、あわせて述べておきますので、よろしければ参考にしてやってください。